先発左腕と中継ぎ右腕が登場
DeNAのリリーバーとして自己最多の71試合に登板し、2年連続で大活躍した三嶋一輝と、昨年の新人王左腕・東克樹が14日、横浜みなとみらいの商業施設「MARK IS」でクリスマスツリーの点灯式に参加した。
用意された大きなボタンを押すと、吹き抜け上部まで伸びたクリスマスツリーに、見事なイルミネーションが点灯。東は「一足早いクリスマス」とツリーを見上げ、トークショーが始まった。
ケガの影響で不本意なシーズンを送った東は「苦しいシーズン。悔しく、苦い思い出」と今季を振り返ったが、様々な思いを抱いていた2月のキャンプ中、キャプテンの筒香嘉智に「ケガの時が周りが一番見える」との言葉をかけられ、それが「心の支えとなった」ことを告白。あらためて筒香に対する感謝の思いを口にした。
一方、2年連続で中継ぎとしてフル回転した三嶋は「優勝争いをジャイアンツとして、後半戦は毎日、プレッシャーを感じる中でいい経験ができた」と充実感を漂わせたが、優勝にはあと一歩届かなかった現実に「来年この経験を個人としてもチームとしても生かしたい」と、悲願のリーグ制覇を見据えた。
東は印象に残った試合に、8月23日のジャイアンツ戦を挙げ、「子どものファンからローランドの本(※自己啓発書としても人気)を渡され、次の日の新聞がローランドの話題だらけになった」と笑い、三嶋にも役に立つ内容かと振られると「メンタル強いから」必要なしとし、必要なのは「京山かな」と答えて会場は爆笑に包まれた。
最後に東は「(2019年は)何の役にも立てなかった。開幕投手を務めるくらいの気持ちでキャンプインしたい」と語り、三嶋は「2位という結果には満足してない。あと一歩で優勝だった。来年もマウンドで思い切り腕を振っていきたい」と宣言。来年のクリスマスには、“最高のプレゼント”を横浜の街に届けることをファンに誓った。
写真・取材=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)