ニュース 2019.11.18. 11:00

今野は続ける?近藤一樹、山田大樹…ヤクルト移籍で再起した投手たち

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2020年限りでヤクルトを自由契約となった近藤一樹

近藤一樹が中継ぎで再生


 11月13日、ヤクルトが2019年シーズン限りで楽天から戦力外通告を受けていた今野龍太の獲得を発表した。2013年のドラフト9位で楽天に入団してから6年間で15試合に登板し、1勝0敗、防御率8.75という成績。大きな実績はないが、24歳とまだ若く、新天地での再起が期待される。

 移籍先であるヤクルトは、かつて再生工場と呼ばれ、投手陣では野村克也監督時代に他球団で苦しんでいた田畑一也や吉井理人、廣田浩章などが復活。戦力としてチームの優勝に貢献した。

 その流れは現代にも継続している。戦力外となっていた坂口智隆や鵜久森淳志、大松尚逸といった選手たちが再び出場機会を手にし、チームに貢献してきた。このように、どちらかというと近年は野手の再生が目立っているが、投手でも再生・開花した選手は多い。

 その最たる例が近藤一樹だろう。近藤は2017年シーズン途中に八木亮祐とのトレードでオリックスから加入。そのシーズンは8試合の登板に終わったが、翌2017年シーズンからは完全に中継ぎへ。するとこの変更が奏功。3年連続で50試合以上に登板し、2018年シーズンには最優秀中継ぎ投手のタイトルも獲得した。


2019年に存在感示したふたり


 2019年シーズンは山田大樹と五十嵐亮太が存在感を示した。山田大は、2017年オフにソフトバンクから無償トレードでヤクルトへ。移籍初年度の2018年は2試合の登板にとどまったが、2年目の2019年シーズンは14試合に登板して5勝4敗、防御率3.90とまずまずの成績を残す。貴重な左腕として一時期は先発ローテーションに入っていた。

 一方の五十嵐は、2019年シーズンにヤクルトへ復帰。剛腕クローザーとして鳴らしたかつてのような姿とは異なるものの、緩急を使った投球術を武器に、シーズン序盤から中継ぎとしての役割を全う。リード、ビハインドと展開を問わずに45試合に登板。日米通算では905試合(NPB822試合、MPB通算83試合)と、1000試合の大台も夢ではない。

 その他では、山中浩史もヤクルトに移籍してから開花したひとり。2014年シーズン途中にトレードでソフトバンクから加入すると、翌2015年シーズンには6勝2敗、防御率3.24と先発ローテーションの一角として活躍。リーグ優勝に大きく貢献した。

 翌2017年シーズンは6勝12敗と負け越したものの、キャリアハイとなる140回を投げ、防御率は3.54だった。以降は思うような結果を残せていないものの、2019年シーズンは二軍でチームトップとなる96回を投げ、防御率3.56を記録。2020年シーズンの復活が望まれている。

 果たして、今野も環境を変えることで、飛躍のキッカケを手にすることができるか――。形は異なるものの、同じ楽天から加入する嶋基宏選手と共に、2020年シーズンの活躍に期待したい。


※数字は2019年シーズン終了時点

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