ロッテ・茶谷健太[撮影日=2019年11月12日]

 「試合に出させてもらったのが一番良かったです。試合に出させてもらったからには全力でやるというのが、恩返しじゃないですけど、チームのためにやりたいと思ってやっていました」。

 ロッテの育成・茶谷健太は今季をこう振り返った。ソフトバンクを自由契約となり今季、ロッテに加入した茶谷。今季を迎えるにあたって、「バテやすい」との理由で体重を約10キロ増となる94キロにした。

 体重を増やしたことで打球の質、飛ばす力など好感触をつかんだ茶谷は、6月に月間打率.311をマーク。7月11日に行われた『プロ野球フレッシュオールスターゲーム2019』にも出場するなど、支配下登録に向けてアピールしていたが、同月の14日に球団はレオネス・マーティン外野手の獲得を発表。この時点で支配下登録の枠数が70人となり、シーズン中の支配下登録選手になることは叶わなかった。

 「一瞬、『あっ』ていう時期がありましたけど、本当に今岡さんに出させてもらっていたというのが一番。本当に嬉しくて恩返しできているかわからないですけど、それに対して恩返しをするという目標でずっとやってきました」。

 7月31日の巨人戦でサヨナラ2点適時二塁打を放てば、8月3日の楽天との二軍戦でも1点を追う9回に左中間を破る逆転のサヨナラ2点適時打を放った。一時は2割8分を超える打率をマークしていたが、8月の後半から9月前半にかけてパタリとあたりが止まる。

 茶谷は「多分年間通しての疲れもあったと思います」と分析する。それを踏まえて秋季キャンプでは「1年通してやりきれる体力作りということで、秋季キャンプでやっている。それをやり続けて来年の1年間でできるようにしたい」と体力強化に励んだ。

 秋季キャンプが終了し、いよいよシーズンオフに突入する。昨年のオフは体重を10キロ増やしたが、「シーズン通して動けていたので、もっと増やしても動けるんじゃないかなと思いました。増やして動ければ、それがいいと思います」と今オフもさらに体重を増やしていく予定だ。技術面でも「バッティングをしつつ守備という感じになると思うんですけど、バッティングがメインになってくると思います」と打撃力強化を図っていく。

 「結果が全てだと思うので、今年の結果じゃダメだということ。来年は規定打席に立って2割8分、9分、10本以上ホームラン打たないと支配下にはあがれない。春のキャンプからアピールして、1日でも早く支配下選手になれればと思っています」。支配下選手になるため、心技体を磨いていく。

取材・文=岩下雄太

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岩下雄太

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