ニュース 2019.11.19. 14:24

慶大が15年ぶりに決勝進出!郡司「日本一の監督として胴上げしたい」

明治神宮野球大会 5日目
大学の部 準決勝
○ 慶大 6 - 1 城西国際大 ●

 慶應義塾大が城西国際大を6-1で下し、2004年の第35回大会以来、15年ぶりに決勝の舞台へ進んだ。

 慶大は1回に中村(4年・中京大中京)の左翼席へ飛び込む先頭打者本塁打で先制すると、2回は一死二塁から8番・瀬戸西(3年・慶應)の適時二塁打で2回までに2点を挙げる。

 一方、城西国際大は4回に慶大の先発右腕・木澤(3年・慶應)の2つの暴投で二死三塁のチャンスをつくると、主将の6番・梅田(4年・長崎日大)が左越えの適時二塁打を放つ。

 2-1の6回、慶大は先頭の中村が中前打で出塁すると、一死二塁で3番・柳町(4年・慶應=ソフトバンク5位)が二遊間を破る中前適時打。スライダー、カットボール、ツーシームも巧みに操っていた城西国際大・舘から追加点を挙げた。

 慶大は7回にも一死二塁から、8番・瀬戸西が、城西国際大の3番手・宮崎(3年・進修館)から左中間へ適時二塁打。2番・下山(1年・慶應)の遊ゴロを相手が悪送球し、二者生還。この回、3点を奪った。

 慶大は先発・木澤が5回まで3安打1点に抑えた後、6回から左腕の増居(1年・彦根東)、7回から右の津留崎(4年・慶應=楽天3位)、8回からは左の高橋佑樹(4年・川越東)と繋ぎ、9回は右の石井(4年・慶應志木)が締めくくるリーグ戦と同様の細かな投手リレー。

 なお、今秋ドラフトで指名された慶大のメンバーのうち、ソフトバンク5位の3番・柳町は四球、遊ゴロ、中前適時打、空三振で3打数1安打1打点。中日4位で主将の4番・郡司は二飛、三ゴロ、右飛、右飛で4打数無安打。投手では楽天3位の津留崎が1回を1安打1三振で無失点だった。


▼ 慶大・郡司裕也捕手
「(舘相手に)手こずった方だと思う。微妙なコースに投げ続けてきた。(城西国際大打線は)ミートの上手い巧打者が多いなと。木澤の速球にも対応してきた。打ち取るには難しい打線だった。データはなかったわけではない。参考にして配球したが、データ通りにはまったところもあるので、データ班には感謝するところ。 僕の大学野球は大久保監督によって作られてきた。感謝の気持ちと恩返しで、何としても日本一の監督として胴上げしたい」。

▼ 城西国際大・舘和弥投手
「全国レベル、トップレベルの六大学相手となると土台にすら立てていない。実力不足。(慶大は)強い打線という意識があって、慎重になりすぎた。最初から割りきって、もっと真っ直ぐで押せばよかった。(慶大投手陣は)身体つきがやっぱり違う。球速も違う。ウチのチームは走ってばかりで。練習方法とかもしっかり考えながら冬を越さないと同じ結果になってしまう。ただ走るだけではダメなのかなと」。


(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
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