明治神宮野球大会 6日目
高校の部 決勝
○ 中京大中京 4 - 3 健大高崎 ●
初優勝を目指す顔合わせとなった一戦は、中京大中京が大会初優勝を果たした。
中京大中京は1回、先頭の西村(2年・加木屋中)が中前打で出塁すると、二盗と暴投で一死三塁とし、相手の捕逸で1点を先制。
健大高崎も2回、中京大中京の先発・松島(2年・東星中)を捉え、二死二塁とすると、7番・戸丸(2年・藤岡西中)が詰まりながらも左前に落とす適時二塁打で同点、続く橋本脩生(2年・羽村一中)が右適時打を放ち逆転に成功した。
逆転を許した中京大中京も、すぐに反撃。1点を追う3回二死一・三塁で、健大高崎の先発・橋本拳汰(2年・いなべ大安中)の一塁への牽制球を一塁手が逸らして失策となり、2-2の同点に追いつく。さらに3番・中山(2年・沢上中)の右中間を破る適時三塁打、主将の4番・印出(2年・原中)の左前適時打で勝ち越し、再逆転で4-2とリードを奪う。
追う健大高崎は、4回一死一、三塁から戸丸の二ゴロの間に1点を挙げて、1点差に迫る。中京大中京は、5回を7安打3失点でまとめた先発の松島に代わり、6回から最速148キロを誇るエース・髙橋宏斗(2年・尾張旭東中)が登板。
一方、健大高崎の191センチ長身・橋本拳汰は4回以降追加点を許さず、6回を8安打4失点で踏ん張り、2番手・櫻井(2年・伊勢崎四中)に終盤を託す。
その櫻井から中京大中京は7回、髙橋宏斗の右前打をきっかけに無死一・二塁のチャンスを作ったが、後続が打ち取られ無得点。それでも、エース・髙橋宏斗が4イニングを1四球のみ、無安打に抑え、1点リードを守りきり試合終了。中京大中京が大会初優勝を果たした。
▼ 中京大中京・高橋源一郎監督
「髙橋宏斗が注目されて、県大会、東海大会とそれなりに柱としてチームを引っ張ってきてくれていたが、やはり1枚ではこの先のことを考えても全国では通用しない。松島の成長というのがこの神宮大会のポイントだった。キャプテンを中心にしっかり盛り立てて5回まで投げてくれた。本人の自信にもなるし、チームにとっても大きな経験になった。接戦を2試合ものにしたし、大会を通してチーム力、チームワークが成長できたと思う」
▼ 中京大中京・印出太一主将
「チームで繋ぐ意識でいった結果が3、4番の連打になった。上位に回してくれた下位打線、1、2番に感謝したい。粘り強いチームになったと思う。ロースコアや劣勢の場面からのゲームが多かったが、一回も下を向くことなく、ずっと試合に集中していけた。浮かれることなく、もう一つ二つレベルアップして、春も夏も勝ちきれるチームをこの冬でもう一度作り直していきたい」。
▼ 中京大中京・髙橋宏斗投手
「球自体はそんなに走っていなかったが、キャッチャーと話し合って丁寧に投げようということを意識していた。そこはできたので良かったと思う。最後にマウンドにいた、というのは自分の中で大きな経験になったと思う。またここから春、夏と続いていく大会でそのまま自分の力で投げていきたい。まだ自分のストレートも納得いくボールは少なかった。ストレートの質とスピードを重視して、その中で変化球の精度を上げていくのが大事になると思う」。
▼ 健大高崎・青柳博文監督
「点差以上に力の差があると感じた。まだまだ力不足。橋本が粘っていい投球をした。継投の長谷川もよく投げた。守りの方は良かったと思う。速い投手に対してまだまだ打線がついて来れない。その辺は冬場に鍛えたい。この悔しさを晴らせるように冬場しっかり順準備して頑張りたい」。
▼ 健大高崎・戸丸秦吾主将
「勝てない試合ではなかった。みんなには自信に変えてほしいなと思う。(初出場で決勝まで進み)初戦から運が良くてタイブレークで勝ち進んだりしたが、投手がしっかり投げてくれて、守り勝つ自分たちの野球が通用するとわかったので、この野球をしっかり貫いていきたい。自分自身、キャプテンとしてキャッチャーとして、こういう大きな舞台に弱いということがわかった。自分自身を変えていかないと」。
▼ 健大高崎・橋本拳汰投手
「序盤苦しい場面があったが、そこから立て直して、どんどんストライクを入れにいって、しっかりバックが守ってくれるので、それを信じて打たせて、後半は抑えることができた。すごくいい経験になった。次に繋がると思うので、この大会で出た課題をこの冬でなくしていきたい。スピードをもっと速くして、制球力を良くしていきたい」。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)
高校の部 決勝
○ 中京大中京 4 - 3 健大高崎 ●
初優勝を目指す顔合わせとなった一戦は、中京大中京が大会初優勝を果たした。
中京大中京は1回、先頭の西村(2年・加木屋中)が中前打で出塁すると、二盗と暴投で一死三塁とし、相手の捕逸で1点を先制。
健大高崎も2回、中京大中京の先発・松島(2年・東星中)を捉え、二死二塁とすると、7番・戸丸(2年・藤岡西中)が詰まりながらも左前に落とす適時二塁打で同点、続く橋本脩生(2年・羽村一中)が右適時打を放ち逆転に成功した。
逆転を許した中京大中京も、すぐに反撃。1点を追う3回二死一・三塁で、健大高崎の先発・橋本拳汰(2年・いなべ大安中)の一塁への牽制球を一塁手が逸らして失策となり、2-2の同点に追いつく。さらに3番・中山(2年・沢上中)の右中間を破る適時三塁打、主将の4番・印出(2年・原中)の左前適時打で勝ち越し、再逆転で4-2とリードを奪う。
追う健大高崎は、4回一死一、三塁から戸丸の二ゴロの間に1点を挙げて、1点差に迫る。中京大中京は、5回を7安打3失点でまとめた先発の松島に代わり、6回から最速148キロを誇るエース・髙橋宏斗(2年・尾張旭東中)が登板。
一方、健大高崎の191センチ長身・橋本拳汰は4回以降追加点を許さず、6回を8安打4失点で踏ん張り、2番手・櫻井(2年・伊勢崎四中)に終盤を託す。
その櫻井から中京大中京は7回、髙橋宏斗の右前打をきっかけに無死一・二塁のチャンスを作ったが、後続が打ち取られ無得点。それでも、エース・髙橋宏斗が4イニングを1四球のみ、無安打に抑え、1点リードを守りきり試合終了。中京大中京が大会初優勝を果たした。
▼ 中京大中京・高橋源一郎監督
「髙橋宏斗が注目されて、県大会、東海大会とそれなりに柱としてチームを引っ張ってきてくれていたが、やはり1枚ではこの先のことを考えても全国では通用しない。松島の成長というのがこの神宮大会のポイントだった。キャプテンを中心にしっかり盛り立てて5回まで投げてくれた。本人の自信にもなるし、チームにとっても大きな経験になった。接戦を2試合ものにしたし、大会を通してチーム力、チームワークが成長できたと思う」
▼ 中京大中京・印出太一主将
「チームで繋ぐ意識でいった結果が3、4番の連打になった。上位に回してくれた下位打線、1、2番に感謝したい。粘り強いチームになったと思う。ロースコアや劣勢の場面からのゲームが多かったが、一回も下を向くことなく、ずっと試合に集中していけた。浮かれることなく、もう一つ二つレベルアップして、春も夏も勝ちきれるチームをこの冬でもう一度作り直していきたい」。
▼ 中京大中京・髙橋宏斗投手
「球自体はそんなに走っていなかったが、キャッチャーと話し合って丁寧に投げようということを意識していた。そこはできたので良かったと思う。最後にマウンドにいた、というのは自分の中で大きな経験になったと思う。またここから春、夏と続いていく大会でそのまま自分の力で投げていきたい。まだ自分のストレートも納得いくボールは少なかった。ストレートの質とスピードを重視して、その中で変化球の精度を上げていくのが大事になると思う」。
▼ 健大高崎・青柳博文監督
「点差以上に力の差があると感じた。まだまだ力不足。橋本が粘っていい投球をした。継投の長谷川もよく投げた。守りの方は良かったと思う。速い投手に対してまだまだ打線がついて来れない。その辺は冬場に鍛えたい。この悔しさを晴らせるように冬場しっかり順準備して頑張りたい」。
▼ 健大高崎・戸丸秦吾主将
「勝てない試合ではなかった。みんなには自信に変えてほしいなと思う。(初出場で決勝まで進み)初戦から運が良くてタイブレークで勝ち進んだりしたが、投手がしっかり投げてくれて、守り勝つ自分たちの野球が通用するとわかったので、この野球をしっかり貫いていきたい。自分自身、キャプテンとしてキャッチャーとして、こういう大きな舞台に弱いということがわかった。自分自身を変えていかないと」。
▼ 健大高崎・橋本拳汰投手
「序盤苦しい場面があったが、そこから立て直して、どんどんストライクを入れにいって、しっかりバックが守ってくれるので、それを信じて打たせて、後半は抑えることができた。すごくいい経験になった。次に繋がると思うので、この大会で出た課題をこの冬でなくしていきたい。スピードをもっと速くして、制球力を良くしていきたい」。
(取材・ニッポン放送アナウンサー洗川雄司)