松坂についても言及
西武の辻発彦監督が21日、今シーズン終了の報告をおこなうため、後藤高志オーナーのもとを訪問。FAやポスティングで主力メンバーが抜けたなかで苦しみながらも、夏場以降の驚異的な巻き返しでリーグ2連覇を果たせたことを振り返りつつ、リーグ3連覇と悲願の日本一を目指して来季に臨むことを誓った。
辻監督は、今季経験を積んだ若手投手陣への期待を口にしつつ、2年連続で逃している日本シリーズ進出に向けては「もっともっと厚みのあるチームにしなければいけない」と課題を挙げた。
また、ポスティングによるメジャー挑戦を目指している秋山翔吾選手(31)が抜けた場合の穴に関しては、「秋季キャンプで愛斗にしろ、戸川(大輔)にしろ、いいもの見せていたし、鈴木(将平)も頑張っていた。競争してもらって、でてくる選手がいればいい」と、今季一軍でもプレーした若手たちの台頭に期待。さらには「山野辺(翔)が出てくれば、外崎の外野も考えられるし、これから」と、ポジションの入れ替えを含め、様々な可能性を考慮していくことを明かした。
そして、「いま色々詰めている段階(後藤オーナー)」だという松坂大輔投手(39)に関しては、若い選手たちにとっての手本としても期待されるが、「お手本になってくれとは言わない。彼の野球人生、選手ですから。もしそうなったら、彼も最後だと思ってやるでしょうし、若い選手に負けないようにやる姿が、大きな手本になると思う」との考えを示した。