引退から13年が経過
日本野球機構(NPB)は27日、2006年に日本ハムで現役を引退していた新庄剛志(SHINJO)を自由契約選手として公示した。
新庄は1989年のドラフト5位で阪神に入団後、2000年オフにFA権を行使してMLB・メッツへ移籍。2004年からは北海道に本拠地を移した日本ハムでNPB復帰を果たし、3シーズンに渡ってプレーしていた。
2006年に一線を退いて以降は広告モデルやテレビ出演など、プロ野球界とは離れた生活を送っていたが、引退から13年が経過した今年、11月12日に自身のInstagramで現役復帰を目指すことを表明。今回はその野望に向けての第一歩として、「どの球団とも自由に契約できる選手」=「自由契約選手」となった。
2006年12月1日付で「任意引退選手」となっていた新庄。その場合も現役に復帰することは可能なのだが、野球協約を確認してみると、任意引退は選手の希望によるものであるため、プロ野球界に復帰する場合には引退当時の所属球団に復帰しなければならないというルールがあった。(第10章・復帰手続、第78条)
当然ながら、プロ野球選手として復帰する可能性を拡げるためには、やはり全球団と契約するチャンスがあるに越したことはない。今回はその旨を受けた球団側からNPBに申請があり、それが受け入れられたため、大々的に公示されたという流れ。第一報となったNPB公式Twitterのツイートは、めまぐるしいスピードで拡散されている。
来年1月には48歳になる新庄剛志の新たな挑戦。現役時代はド派手な演出で球界を盛り上げてきた“エンターテイナー”の夢は実現するのか。今後の動向にも注目が集まる。
▼ 新庄剛志・プロフィール
ポジション:外野手
投打:右投右打
身長/体重:181センチ/76キロ
生年月日:1972年1月28日(47歳)
経歴:西日本短大付高-阪神-メッツ-ジャイアンツ-メッツ-日本ハム
[NPB通算] 1411試 率.254(5163-1309) 本205 点716