◆ チームメートから日本心配の声
ヤンキースの田中将大投手(31)が2日、神宮室内練習場で行われたチャリティーイベント『ウブロX田中将大 チャリティーイベント~Pray for CHIBA~』に参加。サンタクロース姿で登場した田中は、イベントに参加した20名の小学生に自身のサイン入りボールをプレゼント。その後、小学生がターゲットチャレンジに挑戦し、千葉県の被災地支援を行うために150万円分の野球用具が寄付されることになった。
今回は台風15号、19号で豪雨の被害を受けた千葉県の被災地支援を目的に開催されたイベントだったが、ヤンキースのチームメートからも自然災害が多発していた日本への心配の声が上がっていたことを明かし、田中自身も「(災害の)ニュースを見るたびに、またか…という気持ちになっていた。何かできれば」と、今回のイベント開催への経緯を語った。
◆ 契約最終年「勝ちに飢えている」
今季のヤンキースは7年ぶりの地区優勝を果たすも、リーグ優勝決定シリーズでアストロズの前に敗退。自身は第1戦で6回無失点と好投したが、「目指しているところに辿り着けなかった。悔しいシーズンだった」と語り、個人としても「1年通して苦しいシーズンだった。完封試合(6月17日:レイズ戦)は結果としては最高だったけど、シーズン全体的にずっと苦しんでいたかな」と今季を振り返った。
田中は今オフに右肘の手術を敢行。すでにキャッチボールは再開しているということで、春季キャンプへ向けては「普通に入っていける。何も心配してないです」と、リハビリは順調に進んでいることを強調した。
来季は7年契約の最終年となるが、「最終年だからといって特別なことはない」とコメント。それでも、「チームは勝ちに飢えている」と話すように、ワールドシリーズ制覇への強い思いもあり、「同じ方向を向いて頑張っていかなきゃいけない。コーチングスタッフも変わる。スプリングトレーニングを良い時間にしたい」と来季を見据えた。
