巨人の大竹寛(C)Kyodo News

 リリーフ陣が安定しないなかで、巨人・大竹寛の存在感が夏場以降に光った。

 昨季は一軍でわずか2試合の登板にとどまった大竹。今季は開幕二軍スタートで、初昇格を果たしたのが6月1日だった。オールスター前まで8試合の登板だったが、オールスター以降はシュートを武器に他球団の打者をねじ伏せた。勝負所の9月は9試合に登板して、1勝0敗1ホールド、防御率1.69。最終的には32試合に登板して、4勝0敗、8ホールド、防御率2.77の成績を残し、5年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 8月17日の阪神戦では、2-1の8回無死一塁の場面で、マウンドに上がり、先頭のマルテに四球を与えたが、続くソラーテを二ゴロ、大山悠輔を三ゴロ併殺打で無失点に抑えた。試合後、原辰徳監督は「大竹には頑張ってもらっていますけども、今日は素晴らしい役割を全うしてくれましたね」と絶賛した。

 さらに阪神とのCSファイナルステージ第4戦でも、1-1の6回無死一、二塁の場面、先発・高橋優貴のあとを受けてマウンドにあがり、マルテをシュートで三ゴロに仕留めると、続くこの日2安打の大山悠輔を空振り三振。最後も梅野隆太郎を空振り三振に斬ってとりピンチを脱した。

 同日に解説を務めた田尾安志氏は「ノーアウト一、二塁という大きなピンチを素晴らしいピッチングでしのぎましたよね」と振り返った。

 シーズン終了後には『WBSC世界野球プレミア12』の日本代表にも選出されるなど、充実の1年となった大竹。来季はシーズン通して、安定した投球を披露して欲しいところだ。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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