「野球の魅力をたくさんの子供たちに…」
オリックスを戦力外となった成瀬善久が3日、独立リーグ・ルートインBCリーグ所属の栃木ゴールデンブレーブスに入団することが発表された。
横浜高から2003年のドラフト6位でロッテに入団した左腕。下位指名ながらプロの舞台で着実に力をつけ、2007年には24試合に登板して16勝1敗、防御率1.82という圧巻の成績を記録。防御率と勝率の二冠に輝くなどの大ブレイクを果たす。
以降もロッテを代表する左腕として、キャリアで計5回の2ケタ勝利をマーク。しかし、2013年頃から徐々にかつてのような投球が影を潜め、2014年のオフには心機一転を図るべくFA権の行使を決断。セ・リーグのヤクルトに移って復活を目指すも、新天地でも輝きを取り戻すことはできず、2018年オフに戦力外通告を受けた。
今季はテストを経てオリックスに入団するも、6試合の登板で0勝1敗、防御率は7.32と打ち込まれ、1年で再び戦力外に。その去就に注目が集まっていた中、新天地には独立リーグを選択した。
成瀬は栃木県小山市の出身で、実は1年前にヤクルトから戦力外になった際にも栃木への入団は噂されていたところではあった。栃木にとっては2年越しの念願が叶う形での獲得ということになる。
「これから多くの地域貢献と、野球の魅力をたくさんの子供たちに伝えていきたいと思います」と成瀬。「地域の皆さまと多くの喜びを分かち合えるように頑張ります」と地元で戦う意気込みを語った。
成瀬善久・プロフィール
ポジション:投手投打:左投左打
身長/体重:180センチ/87キロ
生年月日:1985年10月13日(34歳)
経歴:横浜高-ロッテ(03年・6位)-ロッテ-ヤクルト-オリックス
[NPB通算] 255試 96勝78敗 防3.43
▼ コメント
この度、栃木ゴールデンブレーブスより声をかけていただき、
地元である栃木で野球をさせていただくことになりました。
これから多くの地域貢献と、
野球の魅力をたくさんの子供たちに伝えていきたいと思います。
また、地域の皆さまと多くの喜びを分かち合えるように頑張ります。
よろしくお願い致します。