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来季の契約もゲット!シーズン途中加入ながら存在感を発揮した助っ人

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巨人のデラロサ(C)Kyodo News

チームの救世主になれた?


 2019年も残り1カ月を切り、プロ野球は完全なるオフシーズン。各チームが来季に向けた準備を整えており、中でも“補強”という部分はこの時期の大きな話題になる。

 しかし、このオフにいくら準備を進めていても、なかなか思うようにいかないのが長丁場のペナントレース。どこかで誤算が生じることは多々あり、早い段階で緊急事態となればシーズン中でも補強に動かなければならないという状況に陥ることも珍しいことではない。

 実際に今季も、5名の新助っ人がシーズン途中に来日。海を越えてNPBの舞台へとやってきた。オフよりも分かりやすく“課題解消”のためにやってきた男たちは、その期待に応えることができたのか。今回はそんな『シーズン途中加入助っ人』にスポットを当てていきたい。


途中加入から胴上げ投手に


 5名のうち、最も成功した選手と言えば、6月末に巨人にやってきたルビー・デラロサだろう。26試合に登板して1勝0敗8セーブ・5ホールドという成績を残し、5年ぶりのリーグ制覇に貢献。シーズン途中の加入でありながら、“胴上げ投手”として優勝を決める最後のアウトを取ったのもデラロサだった。

 もとは新助っ人のライアン・クックが守護神として君臨するはずだったところ、序盤から右肘の不調を訴えるなどで抑えを任せることができず、その他にもクイックに難があるなどの課題が噴出。当初のプランは早々に崩れてしまい、好調だった中川皓太が抑えに回るなど、ブルペン陣は苦しい運用を強いられていた。

 そんな中、首脳陣の対応は早かった。6月のうちに新ストッパー候補としてデラロサの獲得に成功すると、1カ月後には期待通りに守護神へ。7月30日の広島戦でNPB初セーブを挙げると、以降の約2カ月間で8つのセーブを記録。持ち味の剛速球を武器に活躍を見せた。

 まさに救世主となった男を球団も高く評価しており、11月末には来季の契約に合意。残留が決まった。しかし、それからまもなく、12月3日には新助っ人のチアゴ・ビエイラの獲得も発表。こちらも“最速167キロ”という触れ込みもある速球派右腕で、リリーフでの活躍が期待される。

 デラロサは守護神の座を守ることができるのか、2年目のシーズンも注目だ。


「来年も頑張りマーティン!」


 そしてもう1人、途中加入から来季の契約を勝ち取ったのが、補強期限の迫った7月末にロッテに加入したレオネス・マーティン。キューバからやってきた左打ちの外野手だ。

 クライマックスシリーズ進出を争うチームの起爆剤として期待された男は、一軍に合流するとすぐに2番や3番といった上位に抜擢。慣れない地で打率こそ.232と物足りなさも感じさせたが、52試合の出場で14本の本塁打をマーク。さらに守備では印象的なレーザービームで5つの補殺を記録するなど、攻守両面でインパクトを残した。

 明るいキャラクターでもファンから親しまれ、本塁打を放った時の決めポーズ「Yesマーティン!」は球団企画『マリーンズ流行語大賞』にもノミネートされたほど。契約延長が決まった際には、球団を通じて「来年も頑張りマーティン!」とのコメントも出ているように、短い期間で日本への順応はバッチリだ。

 そういった環境への慣れも見込め、しっかりと開幕から臨める来季は成績の向上にも期待がかかる。FAで福田秀平が加入した外野ではあるが、マリンの右翼のポジションを自らのエリアとすることができるか。こちらも目が離せない。


シーズン途中からNPBに参戦した外国人選手


▼ 6月3日登録
カーター・スチュワートJr.(ソフトバンク)
※一軍出場なし

▼ 6月7日登録
サミー・ソリス(DeNA)
[今季成績] 4試(4.1回) 0勝0敗1ホールド 防2.08
⇒ 自由契約

▼ 6月27日登録
ルビー・デラロサ(巨人)
[今季成績] 26試(24.0回) 1勝0敗8セーブ・5ホールド 防2.25
☆契約延長

▼ 7月12日登録
ヤンハービス・ソラーテ(阪神)
[今季成績] 20試 率.188(69-13) 本4 点9
⇒ 自由契約

▼ 7月26日
レオネス・マーティン(ロッテ)
[今季成績] 52試 率.232(194-45) 本14 点39
☆契約延長


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