背番号は「16」に決定
西武は3日、中日から自由契約となった松坂大輔投手(39)と来季の選手契約について合意したことを発表。背番号が「16」になることも決定した。
今回の契約合意を受け、西武の辻発彦監督は「彼にとってはプロ野球生活をスタートしたチームですし、集大成だと思って頑張ってくれるだろうと思っています」とコメント。また、「後輩の手本になってほしい、と言うつもりはなく、自分のことを一生懸命頑張ってくれる姿が、結果として後輩たちの手本となり、そしてチームの勝利に貢献してくれれば、と期待しています」との見解をあらためて示した。
また、現役時代に松坂と共にプレーした経験を持つ松井稼頭央二軍監督も球団を通じて「大輔の復帰を聞いて、率直にうれしく思います。そして、この日をライオンズファンの皆さんも、大輔本人も楽しみにしていたのではないでしょうか」とコメント。
さらに「1999年、本当にとんでもないルーキーが入ってきた、と感じたことを思い起こします。球の速さだけではなく、すごいものを持っていた。衝撃を受けました」と当時を振り返り、「大輔にはまず、おめでとう、と言いたい。僕は二軍監督なので立場は違いますが、また同じライオンズのユニフォームでやれることを楽しみにしています」と、5シーズンに渡って共にプレーした元同僚にエールを送った。
1998年のドラフト1位で西武に入団した松坂は、プロ1年目から3年連続で最多勝に輝くなど、8シーズンにわたってチームに在籍。その間には、最多勝を3度(1999-01)、最優秀防御率を2度(2003-04)、最多奪三振を4度(2000-01,03.05)、獲得し、2001年には沢村賞も受賞するなど、チームのエースとして活躍した。
その後、ポスティングを利用してMLBに活躍の場を移し、レッドソックスなどでプレーしたあと、4年前にソフトバンクで日本球界に復帰。そして去年は中日で6勝を挙げてカムバック賞を受賞したが、今年は春季キャンプ中に右肩を負傷し、一軍では2試合の登板に終わっていた。