来季のポジション争いを見据える
西武の栗山巧選手(36)が4日、球団事務所で行われた契約更改に臨み、約1000万円増の推定1億5000万円でサインした。
今季は3年ぶりに規定打席に到達するなど、チームの主軸としてリーグ2連覇に貢献。契約更改後の会見では「下がらなくてよかった」と笑みを見せつつ、球団からの「1年間ケガなくしっかり準備してくれて2連覇に貢献してくれた」という評価を喜んだ。
今季に関しては「何とか乗り切れたかな」と語り、来季に向けては「開幕からスタメンで出れるように、開幕からどれだけやれるかに集中してやりたい」と決意を新たにした。来季は東京五輪の影響で開幕が早まることもあり、「キャンプに万全の態勢で入っていけるように、オフはしっかり自覚持ってやっていきたい」と、新シーズンを見据える。
今季は、石毛宏典氏の保持していた球団安打記録(1806本)を更新し、目下のところ1825安打と、2000安打の大台も見えてきた。しかし栗山は「まだまだ目標ですと言えるところまで来てない」と述べ、「しっかりそれが見えてくるように」と主張。常に足元を見つめ続けるベテランの存在が、リーグ3連覇を目指すチームにとって必要不可欠なことは間違いない。