来季はバッテリーで勝てるように
西武の森友哉選手(24)が4日、契約更改交渉に臨み、1億2000万円増の推定2億円でサイン。渡辺久信GMも「彼なしに今年の優勝は語れない。貢献度はトップクラス」と称えた。
高卒6年目で2億円に大台に到達した森は「ビビりました」と、予想以上の評価に頬を緩ませつつ、「来年が不安(笑)。しっかり結果出さないと上がっていかないので、より一層頑張らないといけない」と気を引き締めることも忘れない。
来季に向けては「(今季は)打撃陣に助けられた試合が多かったので、バッテリーで勝てたという試合を1試合でも多く作っていきたい」とコメント。今季に関しては「死ぬほど失敗したので、失敗を失敗で終わらせないように」と語り、今季の失敗を糧に「キャッチャーは森だと言ってもらえるようにならないといけない」と、さらなる成長を誓った。
また、14年ぶりに復帰する松坂大輔投手に関しては、「レジェンドなので、何を話していいのかわからないですけど、一生懸命バッテリーを組んで1勝でも多くできるように」「松坂さんの理想の配球に近づけるように」との意気込みを口にした。
今季は、菊池雄星、炭谷銀仁朗、浅村栄斗といった昨年までの主力3選手が抜けたなか、正捕手としてシーズンを通してマスクをかぶり、打率.329で首位打者のタイトルも獲得。守備に関しては、森自身も渡辺GMも「まだまだ」と語ったが、攻守両面でチームを支えてリーグ2連覇に貢献し、リーグMVPにも輝くなど連覇を果たしたチームの中で大きな存在感を示した。