めざすは「キャリアハイ」
西武の外崎修汰選手(26)は5日、所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、前年から倍増の年俸1億4000万円(※金額は推定)でサインした。
外崎は弘前実高から富士大を経て、2014年のドラフト3位で西武に入団したプロ5年目の内野手。打って走ってどこでも守れる貴重な戦力として2017年から一軍に定着を果たすと、今季はFAによる移籍で退団した浅村栄斗に代わって二塁のポジションへ。全143試合に出場して打率.274をマークし、本塁打はキャリアハイの26本。打点も90まで伸ばし、盗塁も22と持ち味を存分に発揮した。
気になる“金額”については「倍増です」と笑顔を見せ、「嬉しいです」と率直な感想を述べた26歳。続けて、「1億円プレーヤーというのは、入団した時にも言った覚えがある数字ですし、続けていきたいですね」と、これをキープできるように気を引き締める。
やはり評価されたのは「全試合出場」という部分もあったが、本人としては「全試合スタメンで出られたわけではないので、心の底から喜べるところではない」とのこと。二塁というポジションについては、「ピッチャーと近かったり、コミュニケーションも外野と違って話しながら取れるのは楽しかったですね。やっている最中はないんですけど、終わってみたら楽しかった、という感じです」と振り返る。
来季に向けては、「キャリアハイ」という目標を掲げる背番号5。「全部です。本塁打は運なので、行けたらいいな…くらいですが、盗塁、打率、出塁率というのは自分の力で持っていきたいですね」と、2020年はすべての数字で“これまでの自分超え”を目指す。