一軍での活躍を期待
西武に14年ぶりの復帰を果たした松坂大輔投手(39)が11日、東京都内で行われた入団会見に出席。「あまり大きなことは言えないですけど、リーグ3連覇、そして惜しいところで届いていないチームの日本一のために少しでも力になれるようにやっていきたい」と意気込みを語り、「野球が好きだという気持ちを表現するための場を与えてくれたライオンズに本当に感謝しています」と謝辞を述べた。
約30分にわたって行われた会見後には、来季から背負う16番のユニフォームを渡辺久信GMに着せられてフォトセッションなどを実施。渡辺GMも松坂のユニフォーム姿に「似合っている。このユニフォームを着て、来年はしっかり一軍で活躍してほしい」と笑顔を見せた。
契約に関しては、トライアウト後に電話で話し合いを重ねた結果、「本人もライオンズからのオファーをありがたく思ってくれて、トントン拍子に進んでいった」とのこと。紆余曲折を経て戻ってきた松阪に対し、渡辺GMは「彼が歩んだ道のりは、良い時も悪い時もあり、色々経験してきた。西武でその経験をゲームの中で見せて欲しい」と豊富な経験値に期待と寄せる。
また、これまでにも、「(獲得を)検討して見送ってきた経緯があった」ことを明かし、その中で「中日を退団するという話になり、もう1回、西武のユニフォームを着てやってほしいなという気持ちが強くなった」とコメント。チームとしても「先発陣に弱い部分があるので、大輔が入ることで色々な相乗効果に期待できる」との考え方を示す。
最後には、「何勝とかではなく、とにかく1勝でも2勝でも、一軍で投げて戦力になってほしい」とエールを送り、「西武のユニフォームを着て投げている姿をファンの皆さんにも見てほしい」との思いを口にした。