ニュース 2019.12.13. 12:00

楽天は7年ぶり6人目…“メジャー帰り”選手の受け入れ数ランキング

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松井稼頭央と岩村明憲は同じ年に楽天でNPBに復帰した

獲得人数で12球団トップに並ぶ


 “世界”を知る男が、また杜の都にやってくる。

 楽天は11日、牧田和久の入団会見を実施。真新しい背番号22のユニフォームをお披露目した右腕は、「プロに入ってからチャンピオンを経験したことがない。この東北で日本一になりたい」と力強く意気込みを語った。


 今や当たり前になった日本人のメジャーリーグ挑戦。もはや数えきれないほどの選手が日本から海を渡っていくなか、近年はアメリカでの戦いを終えた後に“日本に戻ってくる”選手も多くなっている。

 なかでも楽天は、今回の牧田が通算6人目となる“メジャー帰り選手”の獲得。この数は阪神・ソフトバンクと並ぶ12球団最多タイだが、ご存知の通り球団の歴史が圧倒的に浅いことを考えれば、かなりのペースで元メジャーリーガーを招き入れている。

 かつては毎年のようにメジャーでの戦いを終えたベテランを補強。2011年に関しては、岩村明憲と松井稼頭央を同時に獲得している。その印象もあって、なんとなく多いというイメージを持っている方もいたかもしれないが、実は2013年の斎藤隆を最後にやや期間が空いており、“メジャー帰り選手”の加入は7年ぶりのことになった。


 今季は前年の最下位から這い上がって2年ぶりのAクラス浮上を果たした楽天だが、オフには監督の交代を決断。それだけに来季はより厳しい目で、結果が求められる年となることは間違いない。

 牧田はチームをさらに高みへと導くキーマンとなるのか。3年ぶりに日本球界に帰ってくる、“世界を知る”アンダーハンドから目が離せない。


“メジャー帰り”受け入れ数ランキング


1位 阪神 【6人】
・伊良部秀輝(2003年)
・城島健司(2010年)
・福留孝介(2013年)
・西岡 剛(2013年)
・建山義紀(2014年)
・藤川球児(2016年)※日本の独立リーグを挟む

1位 ソフトバンク 【6人】
・村上雅則(1966年)※留学という扱い
・岡島秀樹(2012年・2014年)
・五十嵐亮太(2013年)
・松坂大輔(2015年)
・和田 毅(2016年)
・川崎宗則(2017年)

1位 楽天 【6人】
・福盛和男(2009年)
・藪 恵壹(2010年)
・松井稼頭央(2011年)
・岩村明憲(2011年)
・斎藤 隆(2013年)
・牧田和久(2020年)

4位 オリックス 【4人】
・吉井理人(2003年)
・中村紀洋(2006年)
・田口 壮(2010年)
・井川 慶(2012年)

4位 日本ハム 【4人】
・野村貴仁(2003年)
・新庄剛志(2004年)
・田中賢介(2015年)
・村田 透(2017年)

4位 ヤクルト 【4人】
・石井一久(2006年)
・高津臣吾(2006年)
・木田優夫(2006年)
・青木宣親(2018年)

4位 巨人 【4人】
・柏田貴史(1998年)
・小林雅英(2010年)
・上原浩治(2018年)
・岩隈久志(2019年)

8位 ロッテ 【3人】
・小宮山悟(2004年)※無所属を1年挟む
・井口資仁(2009年)
・薮田安彦(2010年)

8位 DeNA 【3人】
・佐々木主浩(2004年)
・大家友和(2010年)
・高橋尚成(2014年)

10位 広島 【2人】
・高橋 建(2010年)
・黒田博樹(2015年)

11位 中日 【1人】
・川上憲伸(2012年)

12位 西武 【0人】



※メジャー帰り=NPB球団からメジャー球団と契約・プレーをした後、NPBに復帰した選手。
(対象外:NPBを経ずにメジャー球団からNPB球団に入団した選手、メジャーでの出場歴がない選手)

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