大活躍だった2017年の第4回WBC
9年間在籍したヤクルトを自由契約となり、その去就に注目が集まるウラディミール・バレンティンに、アメリカから熱視線……!?
MLBの公式Instagramが12日(日本時間13日)に『この10年のベストバットフリップ』という3分54秒の動画を投稿。そこには錚々たるメジャーリーガーたちが次々に登場してくるなか、バレンティンの豪快なホームランシーンも紹介されている。
バレンティンが登場するのは開始45秒あたり。採用されたのは、オランダ代表として臨んだ2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、準決勝のプエルトリコ戦で放った一発だった。
初回・二死三塁のチャンスで登場したバレンティンは、相手先発・ロペス(当時ブリュワーズ)が投じた速球を迷いなく振り抜くと、打球はレフトスタンドへ一直線。フォロースルーした左手を戻すようにバットを一塁方向に投げ、雄叫びを上げながら全身を使って味方ベンチを鼓舞した。
この大会は多数のメジャーリーガーが招集されたなか、オランダ代表の「4番」に座ったバレンティン。日本戦で石川歩(ロッテ)から一時同点となる一発を放つと、2次リーグ3試合で打率.615、4本塁打、12打点の大活躍を見せ、グループMVPにも選出されている。
結果的に、そのバットフリップが飛び出した準決勝・プエルトリコ戦で敗退とはなったものの、同代表の2大会連続準決勝進出に大きく貢献。気迫のこもったプレーでチームを牽引した。