3打点のNTT東日本・長沢が大会MVP
「2019アジアウインターベースボールリーグ」の決勝戦が15日に台湾で行われ、西武、ソフトバンク、楽天、オリックス、ヤクルトの混成チーム「NPBレッド」を4-2で破った日本社会人選抜が、大会初制覇を成し遂げた。
社会人選抜は4回、一死満塁の好機を作ると、7番・吉田(ホンダ)の左犠飛で先制。なおも二死一、二塁の好機で、8番・長沢(NTT東日本)が右中間を破る2点適時二塁打を放った。長沢は7回にも右越えソロを放ち計3打点。予選リーグは打率1割台と苦しんだが、大一番で本来の長打力を発揮し大会MVPに選ばれた。
投げては先発の岩本(日本新薬)が5回2失点と好投。6回以降は小刻みな継投でNPBレッドに追加点を許さなかった。
社会人選抜は予選2位、準決勝では台湾・味全ドラゴンズを下し決勝進出。予選では1位突破のNPBレッドに2分2敗と一度も勝てなかったが、最後に下克上を果たしNPB勢の大会4連覇を阻止した。
NPBレッドは3点を追う4回、6番・川越(西武)の2点適時打で反撃するも、5回以降は得点を奪えず。投げては古谷、笠谷、尾形とソフトバンク勢の好救援が光ったが、打線が振るわず準優勝に終わった。