川島の新背番号は「99」に
ソフトバンクは16日、ヤクルトを自由契約となっていたウラディミール・バレンティン選手(35)の獲得を発表した。
シーズン60本塁打のプロ野球記録保持者であり、日本通算288本塁打を放っている球史に残る大砲が強力打線の新たな一員となった。バレンティンは球団を通じて「ホークスの⼀員になれた事に⼼から感謝しています。⽇本でのこれまでの経験を活かし、2020 年のホークスのリーグ優勝、4 年連続⽇本⼀を果たす為、全⼒を尽くします」と意気込みを語っている。
来日9年間で8度の30本塁打以上という実績に加え、来日10年目を迎える来季は日本人選手扱いとなり、起用の幅が狭まらない点も魅力。来夏には東京五輪も控えており、キューバ勢を含めた多くの代表候補が在籍している状況も考慮して獲得に動いたものと見られている。
また、背番号はヤクルト時代と同じ「4」になることも決定。今季まで「4」を背負っていた元ヤクルトの川島慶三選手がバレンティンと話し合った末に譲渡したのとのこと。川島は「バレンティンがたった 1 人で日本にやってきて、背番号 4 で活躍する姿をずっと見てきました。彼をリスペクトしているし、ホークスでもその姿を見せて欲しいという思いから背番号を譲る決心をしました」と語り、新背番号となる「99」の「川島グッズを買って欲しい」と続けた。
バレンティンは14日に、自身のインスタグラムアカウントを更新し、古巣ヤクルトに対する感謝の思いを綴ると共に、近日中に自身の去就を発表ことを示唆していた。
▼ バレンティンのコメント
この度、ソフトバンクホークスの⼀員になれた事に⼼から感謝しています。
僕にとってはとても光栄なことであり、非常に喜んでいます。
また、新しい環境で好きな野球が出来ることに幸せを感じています。
⽇本でのこれまでの経験を活かし、2020 年のホークスのリーグ優勝、4 年連続⽇本⼀を果たす為、全⼒を尽くします。
福岡のファンの皆さんに会うのを楽しみにしています。
▼ 川島慶三のコメント
バレンティンがたった 1 人で日本にやってきて、背番号 4 で活躍する姿をずっと見てきました。
球団の方からは、「4 番は川島君につけていて欲しい」と言って頂きましたが、僕とバレンティンと 2 人で話し合いをし、彼をリスペクトしているし、ホークスでもその姿を見せて欲しいという思いから背番号を譲る決心をしました。
ファンの皆さんには、僕の新しい背番号を覚えてもらって、99 の川島グッズを買って欲しいです!
そのために、バレンティンと一緒にしっかり頑張りたいです。
▼ ウラディミール・バレンティン
【生年月日】1984 年 7 月 2 日生(34 歳)
【出身地】 オランダ キュラソー島ウィレムスタット
【身⻑/体重】185cm/100kg
【ポジション】外野手 / 右投右打
【球 歴】マリナーズ(2007–09)-レッズ(2009)-ヤクルト(2011-19)