元プロ選手を続々と獲得
沖縄県初のプロ野球チーム・琉球ブルーオーシャンズは17日、今季限りでロッテを自由契約となっていた李杜軒内野手(31歳)と、DeNA・ソフトバンクでNPB通算131本塁打をマークした吉村裕基内野手(36歳)の2選手の入団を発表した。
李杜軒は田中将大、前田健太らと同じ88年生まれの31歳。岡山共生高から2006年の高校生ドラフト4巡目でソフトバンクに入団するも、16年限りで戦力外通告を受け、17年は出身地の台湾リーグでプレー。18年にロッテに加入し2年ぶりのNPB復帰を果たしたが、結局一軍定着とはならず、今季終了後に戦力外通告を受けていた。NPBでの一軍通算成績は75試合出場、打率.241(116-28)、4本塁打、16打点。プロ14年目は南国・沖縄で迎えることとなった。
吉村裕基はNPB通算131本塁打をマークした長距離砲。東福岡高から2002年ドラフト5巡目で横浜(現DeNA)に入団すると、06年からは3年連続20本塁打以上をマークするなどパンチ力を武器に活躍した。13年のソフトバンク移籍後は出場試合数を減らし、18年シーズン終了後に戦力外通告。今季はオランダリーグのデ・フラスコニンフ・ツインズでプレーしていた。
元NPBプレーヤーの2人を迎えた琉球ブルーオーシャンズは、2019年7月に球団を設立し、ロッテ、日本代表などで投手として活躍した清水直行氏を監督に、楽天の初代監督を務めた田尾安志氏をGMに招へい。今季限りで戦力外となった亀澤、杉山、沼田、岸里など、現役続行を目指す“元NPB選手”を続々と獲得し、2020年1月の始動へ向けて着々と球団編成を進めてきた。
今後は2020年1月25日から2月21日にかけて沖縄県八重瀬町(東風平運動公園野球場)で春季キャンプを実施。独立リーグ等には属さず、台湾・日本のファームチームなどとの試合を重ねて、将来的なNPB参入を目指し活動していく。
琉球ブルーオーシャンズの陣容
▼ 球団代表
小林太志(元DeNA)
▼ GM
田尾安志(元楽天監督)
▼ 監督
清水直行(元ロッテほか)
▼ コーチ
井手正太郎(元DeNAほか)
寺原隼人(元ヤクルトほか)
勝崎耕世(元中日トレーニングコーチ)
▼ 選手
<投手>
本野一哉(大和高田クラブ)
又吉亮文(香川オリーブガイナーズ)
三吉央起(横浜市立大)
上原幸真(福岡大)
豊山礼大(日本大)
日隈モンテル(OBC高島)
松本直晃(元西武)
沼田拓巳(元ヤクルト)
<捕手>
三吉一生(香川オリーブガイナーズ)
金子隆浩(高知ファイティングドッグス)
浅川朝陽(兵庫ブルーサンダーズ)
杉山翔大(元中日)
<内野手>
繁田 隼(TSUKUMOベースボールクラブ)
菅野亜門(和歌山ファイティングバーズ)
宮城清主(富士大)
ダニエル・ゴンザレス
神谷 塁(石川ミリオンスターズ)
横山辰己(深谷組野球部)
大城駿斗(筑波大)
亀澤恭平(元中日ほか)
松尾大河(元DeNA)
李 杜軒(元ロッテほか)
吉村裕基(元ソフトバンクほか)
<外野手>
比屋根渉(元ヤクルトほか)
加藤 徹(筑波大)
森 颯馬(兵庫ブルーサンダーズ)
与那覇凛(長崎国際大)
岸里亮佑(元日本ハム)