一般販売は「2月以降にご案内」
広島は18日、2020年度のホーム年間指定席が完売したことを発表。既存顧客へ向けた優先販売だけで枠が埋まり、新規販売は行わないことになった。これで年間シートは2015年から6年連続で売り切れ。固定客からの変わらぬ人気ぶりを証明した格好だ。
『広島・チケット』といえば、近年は本拠地・マツダスタジアムのチケットの価値が上昇。公式戦の観戦チケットを巡る激しい争奪戦が繰り広げられてきた。
広島は開幕前に一般向けの公式戦入場券を一括販売しており、ここ数年は春先に球場窓口の前にテントを張って順番待ちをする“徹夜組”ならぬ“宿泊組”が現れる事態に。球団はこれを解決しようと2019年度から事前抽選でのチケット販売に切り替えたが、今度はその抽選整理券を求める約5万人がマツダスタジアムに大挙しておしかけた結果、警察が出動する事態にまで発展した。
結局、球団の「想定以上」の人が押し寄せる事態となり整理券の配布は途中で打ち切り。大混乱に陥った経緯がある。2020年シーズンの一般販売については、「販売開始日時・販売方法などにつきましては、2020年2月以降にホームページにてご案内させていただく予定」と発表されており、どのような対策がとられるのか気になるところ。
入場券がプラチナ化している人気球団にとって、チケット販売は一大イベント。2020年シーズンは大きな混乱なくファンの手にチケットが渡るのか注目だ。
▼ 2010年以降の広島観客動員数
【2019】222万3619人(71試合/-0.4%)
1試合平均=3万1319人(+1.0%)
【2018】223万2100人(72試合/+2.5%)
1試合平均=3万1001人(+1.1%)
【2017】217万7554人(71試合/+0.9%)
1試合平均=3万0670人(+2.4%)
【2016】215万7331人(72試合/+2.2%)
1試合平均=2万9963人(+0.8%)
【2015】211万0266人(71試合/+10.8%)
1試合平均=2万9722人(+12.3%)
【2014】190万4781人(72試合/+21.7%)
1試合平均=2万6455人(+21.7%)
【2013】156万5598人(72試合/-1.5%)
1試合平均=2万1744人(-1.5%)
【2012】158万9658人(72試合/+0.5%)
1試合平均=2万2079人(+0.5%)
【2011】158万2524人(72試合/-1.1%)
1試合平均=2万1980人(-1.1%)
【2010】160万0093人(72試合/-14.6%)
1試合平均=2万2224人(-14.6%)