ニュース 2020.01.03. 15:45

勢いに乗るロッテにさらなる追い風?井口監督の母校・青山学院大が箱根を制す

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今年の目玉・佐々木朗希を引き当てたのはロッテの井口監督

2年ぶり5度目の総合優勝


 日本のお正月の風物詩・“箱根駅伝”こと『第96回東京箱根間往復大学駅伝競走』が1月2日・3日に行われ、青山学院大が2年ぶり5度目の総合優勝を達成。トレーニング技術の進歩による個々のレベルアップや走るのに恵まれた気候、さらには進化したシューズの力も重なって史上空前の“高速決着”となった大会を、10時間45分23秒という大会新記録で走破した。


 青山学院大といえば、プロ野球界にも多くの人材を輩出している名門大学。現役選手で最も存在感を放っている選手というと、2015年のドラフト1位でオリックスに入団した吉田正尚が挙げられる。

 青学の4番、大学日本代表の4番として鳴り物入りでプロの世界にやってきたスラッガーは、プロ入り後2年間は故障に苦しんで出場機会を伸ばすことができなかったものの、2年続けて2ケタ本塁打を放つなど限られた時間の中で持ち味を発揮。

 すると、故障を克服した3年目からは打線の主軸として大活躍。昨季はキャリアハイの打率.322、29本塁打をマークして2年連続でベストナインを受賞している。

 秋には侍ジャパンの一員として『プレミア12』にも参戦。今年は東京五輪も控えているだけに、引き続きの活躍に期待がかかる。


勢いに乗るロッテに追い風


 また、今オフ例年以上の積極的な動きを見せてストーブリーグの主役となったロッテでは、チームを率いる井口資仁監督が青山学院大の出身。母校の活躍に刺激を受けて、シーズンに良い形で臨むことができそうだ。

 昨秋のドラフト会議では、目玉のひとりである大船渡高・佐々木朗希を4球団競合の末に獲得に成功。まずひとつ大きな成果をあげると、FA市場では美馬学と福田秀平の争奪戦を制して見事にWゲット。戦力を整え、パ・リーグをかき回す台風の目なるか、2020年の最注目チームとなっている。

 補強面以外でも、お笑い界最大の賞レース『M-1グランプリ2019』で優勝したミルクボーイのツッコミ担当・内海崇さんがロッテファンであることが話題になったり、同じくM-1で3位に入ったぺこぱのツッコミ担当・松陰寺太勇さんもロッテファンであることが話題になるなど、野球以外の部分でもニュースになることが多かった。

 各地の“優勝”パワーにあやかり、15年ぶりのリーグ制覇を達成することができるか。逆襲に燃える井口ロッテから目が離せない。


青山学院大出身の現役プロ野球選手


吉田正尚(オリックス/外野手/26歳)
加藤匠馬(中日/捕手/27歳)
渡邉雄大(ソフトバンク/投手/28歳) ※育成
東條大樹(ロッテ/投手/28歳)
杉本裕太郎(オリックス/外野手/28歳)
下水流昂(楽天/外野手/31歳)
小窪哲也(広島/内野手/34歳)
石川雅規(ヤクルト/投手/39歳)

※監督
井口資仁(ロッテ/45歳)


▼ 井口監督・コメント
昨日も今日もテレビで応援をさせていただきました。ぶっちぎりでしたね!
新年早々いい思いをさせていただきました。
チーム全員で昨年優勝できなかった悔しさを胸に、
今年一年、練習に励み箱根を目指してきたことが伝わってくる走りでした。

原監督とは昨年12月6日に青山学院大の相模原キャンパスにて行われた
2000本安打記念プレート除幕式に出席させてもらった際に
キャンパス内で偶然お会いしました。
お会いするのは初めてで、それもあり今年は特に注目をしていました。
今年の千葉ロッテマリーンズのチームスローガンは『突ッパ』ですが、
彼らの走りを見て我々もみんなで気持ちを一つにしながら
限界を突破するような一年にしたいと強い刺激を受けました。
襷をつないで少しずつ差を広げ、
最後には独走した青学のようにパ・リーグを突き抜けたいと思います。
そのために全員で日々を大切にしながら
一歩一歩、前へと進んでいきたいと思います。

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