球団初の日本人プレイヤー誕生へ
MLBのシンシナティ・レッズは現地時間6日(日本時間7日)、西武からFA宣言していた秋山翔吾と正式に選手契約を締結したことを発表。契約は3年総額2100万ドル(約22億7000万円)で、背番号は「4」に決まった。
秋山は神奈川県出身・31歳の外野手。横浜創学館高から八戸大を経て2010年のドラフト3位で西武に入団すると、ルーキーイヤーから110試合に出場を果たすなど、すぐに外野のレギュラーとして活躍。ここ5年は毎年全試合・フルイニング出場を続け、首位打者に輝くこと1回、最多安打は3回も獲得するなど、リーグを代表するヒットメーカーへと成長を遂げた。
昨季は打率こそ.303と近年より少し苦しんだものの、なんとか打率3割をキープして本塁打も20本。3年連続で打率3割・20発以上を記録している。加えて、守備の栄誉である「三井ゴールデン・グラブ賞」も5年連続6度目の受賞。まさに走攻守揃ったリードオフマンとして、新天地でのさらなる活躍に期待が高まっている。
新天地となるレッズは、オハイオ州シンシナティに本拠地を構えるナショナル・リーグ中地区所属のチーム。これまでに日本人選手が所属したことがない唯一の球団として知られており、秋山がこのまま無事にメジャーデビューを果たせば、球団初の日本人プレイヤーとなる。
夢の舞台で迎える節目のプロ10年目──。秋山翔吾の挑戦から目が離せない。
▼ 秋山翔吾・プロフィール
ポジション:外野手
投打:右投左打
身長/体重:184センチ/85キロ
生年月日:1988年4月16日(31歳)
[昨季成績] 143試 率.303(590-179) 本20 点62
[通算成績] 1207試 率.301(4674-1405) 本116 点513