強く、美しく、上を向いて
ソフトバンクは7日、2020年シーズンのキャッチフレーズ『S15(サァイコー!)』を発表した。
今回は「サァイコー」を『S15』と表記したソフトバンクのスローガン。頭文字の「S」には多くの意味が含まれているとのことで、「さぁ行こう」「最高」「スピードで行こう」「ストロングで行こう」「スペシャルで行こう」「ソフトバンク日本一へゴー」「進化して行こう」など様々な意味が込められているとのことで、当てはめる言葉次第では変幻自在、無限の可能性を秘めている。
「サァイコー!」といえば、同球団の柳田悠岐外野手がホームラン後に見せる「3150(サイコー)」パフォーマンスで聞き覚えのあるフレーズ(にとても似ている…)。元はボクシング亀田三兄弟の父・史郎氏が披露したフレーズだったが、柳田のパフォーマンスを通じて、いまやソフトバンクファンのみならず、プロ野球ファン全体に浸透しつつある合言葉だ。
スローガン発表会に出席した工藤監督は「柳田選手はサイコー。サァイコー、S15には皆でさぁ行くぞ、という思いを込めている」と、あくまで“別物”であることを強調。ロゴについては「若鷹が羽ばたく強く美しい翼のイメージ」と「4連覇、5連覇と、ホークスは常に上を向いて進化していかなければ行けない」という想いをデザインに落とし込んだ。
ソフトバンクは工藤監督が就任した2015年以降は5年連続Aクラス、2度のリーグ優勝、4度の日本一と、まさに黄金時代を迎えているが、一見ポップなスローガンには最強軍団の飽くなき向上心が詰まっている。“最高のシーズン”幕開けへ――。球春到来が近づいてきた。
▼ ソフトバンク・近年のシーズンスローガン
2019 『奪Sh!(ダッシュ!)』
2018 『もう1頂!(もういっちょ!)』
2017 『1(ワン)ダホー!』
2016 『熱男2016』
2015 『熱男(アツオ)』