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レッズ入団が決まった秋山翔吾 「影響受けた」青木のMLB時代を振り返る

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2017年はアストロズ、ブルージェイズ、メッツの3球団を渡り歩いた青木宣親

「確率良くに塁に出て、得点につなげる」


 西武から海外FA権を行使しMLBのシンシナティ・レッズに移籍することが決まった秋山翔吾外野手(31)。8日(日本時間9日)に新たな本拠地となるグレートアメリカンボールパークで入団会見を行い、メジャー挑戦への意気込みを語った。

「レッズが最初にオファーをくれた。(過去に)日本人のメジャーリーガーが在籍していないというのはすごく大きな要因でしたし、(12月の)ウインターミーティングで素晴らしいプレゼンテーションをしていただいたので『このチームで戦いたい』との思いが強くなりました」と秋山。自らの打撃スタイルについては、「そんなにパワーのある打者ではない。しっかりとコンタクトして確率良くに塁に出て、チームの得点につなげるのが目的」と現地記者に伝えた。

 メジャーを知る先輩からも助言を受けた。「一番影響を受けたのは、青木宣親さん(ヤクルト)。たくさん話を聞かせてもらって、いろんな思いだったり、考えをたくさん学ばせてもらった」と改めて感謝した。

 同じ右投げ左打ちの外野手でリードオフマンタイプの青木は、プレー面でも参考になる存在。その先人のメジャー6年間を、改めて振り返ってみたい。

3年連続規定打席到達、実力でメジャーのレギュラーをつかむ!


 青木は3度の首位打者、2度の最高出塁率のタイトルなどをひっさげ、2011年オフにポスティングシステムを利用しメジャー挑戦。当時は日本人野手の評価が低く、交渉権を得たブリュワーズの入札額も250万ドルと低かったが、青木は現地での入団テストを経たのち正式契約に漕ぎつけた。

 デビュー当初の4月は代打などベンチスタートがメインだったが、5月以降は先発出場が増え5月下旬からスタメンに定着。6月にはサヨナラ弾を含む1試合2本塁打をマークし、本拠地ファンにパワーがあるところも披露した。

 メジャー初年度は151試合に出場し、開幕当初は途中出場が多かったものの規定打席到達。3割には届かなかったものの打率.288、10本塁打、50打点、30盗塁、OPS(出塁率+長打率).787の好成績を残した。

 ブリュワーズ2年目もレギュラーとして活躍し、2014年はロイヤルズでプレー。この年はシーズンを通し好不調の波が大きかったものの、3年連続となる規定打席到達を果たし、世界一こそ逃したもののワールドシリーズ出場も果たした。

 メジャー4年目の2015年はジャイアンツでプレー。このシーズンは序盤から打撃好調。オールスターファン投票の外野部門で4位につけるほどの活躍を見せていたが、6月中旬に右足に死球を受け骨折。ようやく8月に復帰したものの今度は頭部死球の影響で再び戦列を離れ、メジャー移籍後初めて規定打席に届かなかった。

 2016年ではマリナーズでプレーし、2017年はアストロズ、ブルージェイズ、メッツの3球団を渡り歩いた。6年間でシーズン打率3割超えは1度もなかったものの、毎年のように打率.285前後、出塁率.350前後をマークする安定感は特筆すべきもの。2018年から再びヤクルトに戻り、古巣復帰後も中心打者として活躍している。

 秋山もメジャーに早くアジャストし、レッズ打線の牽引役になってほしいところ。タイプは違えど同じくメジャー移籍の夢を叶えた筒香嘉智(レイズ)とともに、今季は日本人野手の活躍にも期待したい。

【青木宣親:メジャー6年間のシーズン成績】

2012年(ブリュワーズ):151試合、打率.288、出塁率.355、10本塁打、50打点、30盗塁、OPS.787
2013年(ブリュワーズ):155試合、打率.286、出塁率.356、 8本塁打、37打点、20盗塁、OPS.726
2014年(ロイヤルズ) :132試合、打率.285、出塁率.349、 1本塁打、43打点、17盗塁、OPS.710
2015年(ジャイアンツ): 93試合、打率.287、出塁率.350、 5本塁打、26打点、14盗塁、OPS.733
2016年(マリナーズ) :118試合、打率.283、出塁率.349、 4本塁打、28打点、 7盗塁、OPS.738
2017年(アストロズ他):110試合、打率.277、出塁率.335、 5本塁打、35打点、10盗塁、OPS.728
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