1047人ものファンが来場
DeNAの倉本寿彦選手と伊藤裕季也選手が13日、横浜市内の住宅展示場でトークショーを行った。
場内のステージ前には1047人のファンが集まり、早朝5時から駆け付けた熱心なファンの姿も。トークショーでは、倉本が「タピオカにハマっている」ことを明かし、「年末年始は並んで買っていた」と意外?な一面を披露。昨年はプロ入り後、最少となる24試合の出場にとどまったこともあり、「今年は優勝しかない。力を加えられるように頑張っていきたい」と新シーズンの活躍を誓った。
また、12月中旬まで台湾のウインターリーグに参戦していた伊藤は「気温が暑かったり寒かったり、食べ物も大変だった。球場もボコボコで、(チームメイトも)それぞれ野球に対する取り組みかたが違った」と武者修行の日々を振り返り、苦労したことを吐露。しかし、フォーム改造に着手し、打率.311と好成績をマークしたことで一定の手応えをつかんだとのこと。
ファンの質問に答えていくコーナーでは、伊藤が『裕季也』という名前の由来を尋ねられ、「ゆきやを逆から読むと、やきゅうなんです」と答えると、会場からは「おぉー」と驚きの声が。また、9歳の女の子に「独身ならお嫁さん候補にして」とお願いされると、伊藤は「大人になったらもう一度言って」と答えながら大照れ。会場の女性ファンからは「かわいい」と黄色い声が飛んでいた。
最後に伊藤は「筒香さんの穴を埋められるように。1本でも多くヒットやホームランを」と、高らかに宣言。。起用方法によってはポジションが被り、ライバルと成りうる2人だが、倉本は「チームが勝つために力を合わせて」と語り、「横浜の選手たちは苦しくても前を向く気持ちが強いので、キャプテンが抜けてもみんなが力を合わせ、チームワークを大切にして頑張っていく」と続けた。
2017年にはフルイニング出場を果たした倉本と、昨年のルーキーイヤーにホームラン4本、OPS.929と非凡さを見せた伊藤。年明けから駆け付けた大勢のファンに、秋には歓喜の瞬間を届けてくれることを期待したい。
写真・取材・文=萩原孝弘(はぎわら・たかひろ)