リーグ優勝の可能性「十分あると思う」
元阪神の赤星憲広氏が16日、都内でインターネット銀行「じぶん銀行」が主催するトークイベント『じぶん銀行・臼井社長×赤星憲広 特別対談 “教えて!臼井社長”』に登場。熱烈な“虎党”だというじぶん銀行の臼井社長とともに、古巣・阪神にまつわるトークを展開した。
いよいよ2月1日の“球春到来”が近づいてきたなか、ファンとして気になるのはやはり『優勝』の行方。臼井社長も熱心に耳を傾けるなか、赤星氏は「キャンプ前で判断材料が少ない」段階であることは踏まえつつも、昨季の戦いぶりと今オフの補強を見た上で、「リーグ1位の可能性が十分あると思う」と、15年ぶりのリーグ制覇に期待を込める。
「阪神の投手陣はセ・リーグでダントツ1位だと思う」と語った赤星氏。一方で、「昨年は大山選手に負担がかかりすぎて、他の選手がバックアップできなかったというのもあると思うので、今年獲った助っ人外国人がひとりでもふたりでも活躍してくれれば、優勝する可能性が十分あると思う」と打線を課題に挙げ、新たに獲得したボーア、サンズら4番候補の新助っ人をリーグ制覇のキーマンに挙げた。
侍ジャパンの「4番」を引き合いに…
また、得点力不足に苦しんだチームの中では、昨季4番に座った大山悠輔についても言及。「大山くんがブレークするためには、特にボーアが4番に君臨してくれれば負担が軽減できるんですよ」と、助っ人の活躍が与える相乗効果への期待も口にする。
大山は全143試合に出場して打率.258(538-139)、14本塁打と76打点はともにチームトップという数字を残したが、ファンからは“4番”としての働きぶりに疑問を投げかける声も少なくなかった。
それでも、赤星氏は「阪神ファンからは厳しい評価を受けているかもしれないけど、周りがあれだけ援護できないなかよく頑張ったと思う」と昨年の奮闘ぶりを評価。
つづけて、「4番が育つかどうかは前後にいい打者がいるかどうかが大きいと思う。カープの鈴木誠也選手がすごい打者になりましたけど、あれは前に“タナキクマル”がいたり、後ろに僕の同級生の新井くんがいたからこそ、鈴木誠也という選手が成長できたと思う」と熱弁。日本代表の4番も務める侍戦士を引き合いに出し、周囲のサポートが大砲育成のカギを握るとコメント。
「今年はやってくれると思う。彼の負担が減ればもっと成長することができる」。
阪神優勝のカギを握る新助っ人とともに、期待を背負う若き主砲へエールを送った。