新チームの救世主候補は…?
2020年の年明けから早くも2週間が経過。1月もあっという間に折り返し地点を迎え、2月1日の“球春到来”がいよいよ近づいてきた。
新シーズンに向けて様々な準備を行ってきた各球団。なかでも大きな注目を集めるのが、“新加入選手”たちの動向だ。前年の反省、さらにはオフの動きを踏まえたうえで、足りない部分を埋める存在として期待を受けてやってくる男たち。期待に応えてチームの救世主となることができるのか、彼らの働きぶりがシーズンを左右すると言っても過言ではない。
そこで今回は、“球春到来”を前に各球団の新加入選手をピックアップ。ここでは、終盤の強烈な追い上げでリーグ連覇を成し遂げた西武について取り上げる。
帰ってきた“平成の怪物”
昨年も圧倒的な打力で打ち勝った西武だが、クライマックスシリーズでは2年続けてソフトバンクに敗戦。自慢の打線が投手陣に封じ込まれてしまった。
課題はやはり投手陣。投手では左右の助っ人を揃え、左のショーン・ノリンは先発タイプ、右のリード・ギャレットがリリーフタイプ。投手ではザック・ニールという外国人の柱がいるなか、この2人をどのように運用していくかがカギを握りそうだ。
そして何と言っても、今オフのサプライズが松坂大輔の復帰。昨季は故障の影響もあって思うように力を発揮することができなかったが、14年ぶりに古巣に戻ってもうひと花咲かせることができるだろうか。
野手では、コーリー・スパンジェンバーグに期待。走攻守3拍子揃ったマルチプレイヤーで、登録上は内野ながら外野も守ることができる。
秋山翔吾が抜ける外野の一角としてはもちろんのこと、柔軟な起用法に対応できそうな点も魅力。かつての“ドラ1”は新天地でそのポテンシャルを開花させることができるのか、こちらも注目だ。
西武の新加入選手
【投手】
▼ 松坂大輔 (前中日)
背番号:16
生年月日:1980年9月13日(39歳)
出身:東京都
投打:右投右打
身長/体重:183センチ/93キロ
[昨季成績] 2試(5.1回) 0勝1敗 防16.88
[NPB通算] 218試(1464.1回) 114勝65敗1セーブ 防3.04
<コメント>
「このたび、14年ぶりに埼玉西武ライオンズに復帰することになり大変嬉しく思います。プロ野球選手としてのスタートであり、育ててもらった所沢、そしてライオンズファンの皆さんの前で再び野球ができることをとても楽しみにしています。リーグ3連覇、日本一を目指すチームの力になれるよう努力していきたいと思います」
▼ リード・ギャレット
背番号:33
生年月日:1993年1月2日(26歳)
出身:アメリカ合衆国
投打:右投右打
身長/体重:188センチ/95キロ
[昨季成績] 13試(15.1回) 0勝0敗 防8.22
[MLB通算] 13試(15.1回) 0勝0敗 防8.22
▼ ショーン・ノリン
背番号:49
生年月日:1989年12月26日(29歳)
出身:アメリカ合衆国
投打:左投左打
身長/体重:193センチ/113キロ
[昨季成績] メジャー登板なし
[MLB通算] 8試(31.1回) 1勝3敗 防6.89
【内野手】
▼ コーリー・スパンジェンバーグ
背番号:22
生年月日:1991年3月16日(28歳)
出身:アメリカ合衆国
投打:右投左打
身長/体重:183センチ/89キロ
[昨季成績] 32試 率.232(95-22) 本2 点10
[MLB通算] 419試 率.256(1250-320) 本29 点119
▼ 森越祐人 (前阪神)
背番号:59
生年月日:1988年8月11日(31歳)
出身:愛知県
投打:右投右打
身長/体重:178センチ/70キロ
[昨季成績] 一軍出場なし
[NPB通算] 94試 率.115(78-9) 本0 点2