資格一年目で殿堂入りを果たしたデレク・ジーター氏

◆ 今年は2名が殿堂入り

 現地時間21日(日本時間22日)、アメリカ野球殿堂が今年の殿堂入り選手を発表され、デレク・ジーター氏、ラリー・ウォーカー氏の2名が殿堂入りを果たした。

 全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍している記者たちの投票によって決まるアメリカの野球殿堂。全体の75%以上の票を集めれば、晴れて殿堂入りとなる。

 ジーター氏は昨年の元同僚マリアーノ・リベラ氏に続いて史上2人目となる満票も期待されていたが、99.7%の得票で殿堂入り。1995年のメジャーデビューからヤンキース一筋で20年、通算3465安打を記録し、チームの主将として長らく名門球団を率いてきた。2017年には20年間背負ってきた球団最後の一桁背番号「2」が球団の永久欠番に。この度、資格1年目で文句なしの殿堂入りとなった。

 そんなジーター氏に続いたのがウォーカー氏で76.6%。首位打者に輝くこと3度、メジャー17年間で2160安打、383本塁打、230盗塁を挙げた“史上最強のカナディアン”は、候補入りから10年目のラストチャンスをボーダーラインぎりぎりでモノにした。

 一方で、ダイヤモンドバックスとレッドソックスでそれぞれ世界一に貢献し、通算216勝を挙げていたカート・シリング氏は70.0%で惜しくも届かず。メジャー記録の通算762本塁打を放っているバリーボンズ氏、通算354勝を挙げているロジャー・クレメンス氏は、過去の薬物疑惑が影響してか、今回も殿堂入りとはならなかった。

 今年度の野球殿堂入り投票結果は以下の通り。

▼ 2020年・投票結果
――――当選――――
99.7%(396票)デレク・ジーター
76.6%(304票)ラリー・ウォーカー

――――落選――――
70.0%(278票)カート・シリング
61.0%(242票)ロジャー・クレメンス
60.7%(241票)バリー・ボンズ
52.6%(209票)オマール・ビスケル
35.3%(140票)スコット・ローレン
30.5%(121票)ゲーリー・シェフィールド
29.2%(116票)トッド・ヘルトン
28.2%(112票)マニー・ラミレス

◆ アメリカ野球殿堂

 野球界で偉大な業績を残した人物や野球界の発展に寄与した人物を表彰するもので、1936年に創設。表彰者はニューヨーク州クーパーズタウンの野球殿堂博物館のギャラリーにレリーフが飾られる。

・選考対象=MLBで10年以上のプレー経験を持ち、引退から5年以上が経過した選手。
→ 選考対象となった選手は全米野球記者協会(BBWAA)の適性審査委員会で殿堂入り候補者とするか否かが議論され、候補者として認められた後、ようやく殿堂入りの可否を問う投票にかけられる。

・選考方法=全米野球記者協会(BBWAA)に10年以上在籍している記者たちによる投票で、全体の75%以上の投票を得ると殿堂入りとなる。

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この記事を書いたのは

藤田皓己

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