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ロッテ・三木、チームに欠かせない存在も危機感「勘違いしてはいけない」

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ロッテ・三木亮[撮影日=2020年1月21日]

昨年10月に右膝手術


 昨年10月25日に都内の病院で『右膝蓋大腿関節軟骨損傷』と診断され、『鏡視下右膝軟骨修復術および右膝ガングリオン切除術』を受けたロッテ・三木亮は、完全復帰を目指してロッテ浦和球場で汗を流している。

 昨年10月末に手術を受けた三木だが、シーズン終了直後にZOZOマリンスタジアムで行われた秋季練習では他の選手たちと同じように練習メニューに参加し、右膝を痛めていたように見えなかった。ただ、シーズン終盤の8月くらいから痛みを感じていたという。

 「シーズンオフに入るタイミングだったので、手術をすれば痛みがとれるんですけど、手術をしなくてもいずれは痛みが取れると言われました。ただ、それが1週間後かもしれないし、1年丸々取れないこともあると言われました。やっぱり痛みを持ちながらやるよりは、オフに入るタイミングだったので、1回綺麗にして痛みを0にしてから、もう1回やりたいと思いました」と手術に踏み切った。

 三木はこの時期、毎年ロッテ浦和球場でランニング、打撃練習、ノックと朝早くから夕方までみっちり練習している姿を目にしている。故障明けということもあり、例年に比べると、練習量が気になるところ。

 「みんな秋のキャンプで相当練習をこなしているでしょうし、それを継続して春キャンプに入ってくるでしょうから、僕は11月、12月と丸々抜けている。そこは不安はありますが、取り返す時間はあるかなとは思うので、焦ってもダメですけど、ある程度の危機感を持ちながらやっていかないとなと思っています」。

 打撃練習でいえば、20日は約2時間近く室内練習場で打ち込み、屋外でランニング、ノックを受けたあと、再び室内に戻って打ち込んだ。「まだ粘りとかはないですけど、振ることに関しては負担がない。キャンプに入ったら振るので、今のうちに振っておかないと、という感じで振っている」。

 ノックも20日の練習から膝に負担が少ないスパイクを履いて、「正面だけならできるかなという感じでやっている。それであんまり負担をかけすぎてもあれなので、ノックはちゃんと100%動けるようになってから。最悪、石垣島で数を受ける方でもいいかなという感じですね」と正面の打球を多く受けたいとのことで三塁のポジションで黙々と受けた。翌21日には正面の打球だけでなく、三塁線やショート寄りといった打球を打ってもらい、着実に完全復帰に向けて進んでいる。

チームに欠かせない選手


 三木は昨季、一塁(1試合)、二塁(10試合)、三塁(24試合)、遊撃(56試合)に出場した。内野のポジションを全てこなすなど、チームに欠かせないユーティリティープレーヤーだ。試合終盤の代走や守備固めでの出場は多いが、故障者やアクシデントがあったときにスタメンで出場しても、自身がアウトになっても走者を進めた打撃や、右方向にしぶとく安打を放つなど、役割を果たしている。絶対的なレギュラーではないが、替えがきかない選手の一人だ。

 「新人がいい結果を残して、(一軍に)残ってやってしまえば、僕は下からスタートなので、相当アピールしないとダメですし、そういう立場が自分しかいないという気持ちでやっていると多分ダメ。そこは難しいですけど、ここ2年間は一軍でやったという自信もありますが、あんまり勘違いしてはいけないところかなと思います」。

 ここ2年間一軍でプレーしてきたという意地を見せながらも、危機感を強く持っている。

 「立場的に余裕を持ってできる立場ではないので、動けるようになったら、アピールするしかない。それに向けて、復帰したときにいいパフォーマンスができるよういいリハビリをいろんな動きをつけながら、やっているところです」

 「矛盾してしまいますが、焦ってもダメですし、かといって自分のペースでやり続けるのかといったらそれも違うと思う。レギュラーでもなんでもないわけですから。そこは難しいですけど、うまいこと体と相談しながら、バランス取りながらというところです」。

 完全復帰に向けて、段階を踏んでいる三木。「今のところのプランは、第2クールから全体に入れるくらいに持っていければいいかなという感じですね」。即戦力の新人・福田光輝が加入し、ますます一軍の内野手争いが熾烈な戦いになっていくことが予想される。生き残りをかけた戦いに入るため、まずは目標にしている春季キャンプ第2クールからの全体合流を目指していく。

取材・文=岩下雄太
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