新球場も注目ポイントのひとつ
日本ハムは21日、2月1日から始まる春季キャンプのメンバー振り分けを発表した。改装中だった名護市営球場(タピックスタジアム名護)が完成し、今年は名護(一軍)と国頭(ファーム)でキャンプを実施。両キャンプ地は距離が近く、球団は「メンバーは不定期に入れ替わる場合がある」としている。新球場も見どころにひとつである日本ハムの沖縄キャンプ。その注目ポイントを紹介したい。
●ドラフト即戦力組
昨秋のドラフト会議にて1位で河野竜生投手(JFE西日本)、2位で立野和明投手(東海理化)、4位で鈴木健矢投手(JX-ENEOS)を獲得。即戦力として期待される3投手は注目ポイントだ。即戦力組含め、新人全10選手はファームスタートとなったが、新人たちは順調ならば2月15日の紅白戦(国頭)で実戦デビュー予定。しっかりとステップを重ね、早い段階での一軍合流が期待される。
●内野のレギュラー争い
「ポスト・レアード」を巡る三塁争いは今年も継続。昨年は横尾俊建やコンバートされた近藤健介、淺間大基らが務めたが、シーズンを通してレギュラーを固定できなかった。新たに巨人から、クリスチャン・ビヤヌエバを獲得。長打力が売りの新助っ人がハマればベストだ。二塁は昨季ブレイクした渡邉諒のさらなる成長に期待。遊撃を争う中島卓也、石井一成、平沼翔太らも含め、有事に備えた既存戦力のレベルアップも求められる。
●故障組の調整
昨季は先発ローテ陣に故障が相次いだ日本ハム。右前腕屈筋損傷、左脇腹痛でシーズンを全休したニック・マルティネスは一軍キャンプスタート。痛々しい打球直撃から左膝手術を経て、6月の実戦復帰を目指す上沢直之はファームスタートとなった。昨年10月に右肘手術を行った清宮幸太郎も国頭スタート。昨季、故障に泣いた面々の調整具合も気になるところだ。
日本ハムキャンプのメンバー振り分けは以下の通り。
【一軍:名護市】
投手:斎藤佑樹、生田目翼、加藤貴之、有原航平、浦野博司、金子弌大、上原健太、ニック・マルティネス、井口和朋、堀瑞輝、西村天裕、ドリュー・バーヘイゲン、秋吉亮、ブライアン・ロドリゲス、公文克彦、鈴木遼太郎、石川直也、玉井大翔、杉浦稔大
捕手:清水優心、宇佐見真吾、郡拓也
内野手:杉谷拳士、中田翔、中島卓也、渡邉諒、谷内亮太、石井一成、クリスチャン・ビヤヌエバ、平沼翔太、横尾俊健、今井順之助
外野手:王柏融、大田泰示、西川遥輝、近藤健介、松本剛、万波中正
【二軍:国頭村】
投手:上沢直之、吉田輝星、宮西尚生、河野竜生、村田透、立野和明、柿木蓮、福田俊、田中瑛斗、鈴木健矢、宮台康平、吉川光夫、吉田侑樹、望月大希、北浦竜次、長谷川凌汰、高山優希
捕手:黒羽根利規、田宮裕涼、梅林優貴、石川亮
内野手:清宮幸太郎、野村佑希、上野響平、難波侑平、樋口龍之介、高濱祐仁
外野手:谷口雄也、淺間大基、白村明弘、姫野優也、片岡奨人、宮田輝星、海老原一佳