「オレが引っ張っていくんだと」
西武は28日、春季キャンプを前に恒例となっている決起集会『2020埼玉西武ライオンズ出陣式』を埼玉県所沢市のくすのきホールで開催。約1500人のファンの前で、辻発彦監督や選手たちが今シーズンに向けた決意表明などを行った。
出陣式を終えた辻監督は「いよいよ始まるな」と新シーズン到来を噛み締め、「“ファンの皆様とともに今シーズンも戦う”という決意表明。その中で今年は“レボリューション”ということで、選手たちが変わってくれると、色んな意味で新しい埼玉西武ライオンズになるんじゃないかという期待が大きい」と、今季のスローガン『Leolution!』に込めた思いを口にする。
2017年に辻監督が就任してから現レギュラーメンバーらが台頭し、2018~2019年とパ・リーグを連覇。「レギュラーを掴んだ選手、中堅として頑張ってきてる選手は間違いなく力をつけてきた。これからはその選手たちの変化」と、チームの次のステップへ、そしてあと一歩届かなかった日本一へ掴むためにレギュラー陣の進化を求めた。
続けて「今年が大事になってくる。どういう気持ちで野球をやるかというところ。“責任”ということを考えてほしい。それだけの評価をされ、それだけの実績を積んできた。秋山が抜け、キャプテンが変わって、会長が変わって…。昨年怪我なく頑張ってきたレギュラーの面々が、まずひとりひとりがオレが引っ張っていくという気持ちになってもらいたい」と、選手個人のリーダーシップについて言及。
「オレが引っ張っていくんだっていうくらいの経験をしてきた選手なんでね。気持ちの面で変わってもらいたい」と“Leolution”の体現を求めた。
いよいよ始まる辻体制4年目。今季の目標はスバリ「三連覇、そして日本一です」と力強い言葉で締めた指揮官。届かなかった悲願の日本一へ、2020年シーズンは進化も追い求めてVロードを歩み始める。