ロドリゲスの後釜候補だが先発適性もあり
中日の新外国人ルイス・ゴンサレス投手(28)が2日、北谷での一軍キャンプで入念なフォームチェックを行った。
前日のキャンプ初日に、ブルペンで捕手を座らせ36球を投じた左腕。その際に投手コーチから「シュート回転のボールが多い」との指摘を受け、午後からの個別練習でさっそく修正に取り掛かった。
通訳兼ブルペン捕手のルイスさんをホームベースの前に座らせ、近距離での投げ込み。シュート回転の原因が「身体の開きが早いから」と分析し、「しっかり体重移動を意識しながら」フォームを確認した。
来日1年目の投手はNPB球にも苦戦するが、ルイスさんは「ボール自体はいいので、しっかり扱えていると思う」と太鼓判。制球に苦しむ様子はなく「ゴンザレスを見ていると(エンジェルベルト)ソトを思い出す」と続けた。同じく左腕だったソトは、2011、12年と2シーズン中日に在籍し、故障がありながらも先発、中継ぎの両方で安定した投球を見せ、2年間で通算9勝2敗、防御率1.92をマークした。
中日は今オフ、昨季64登板で防御率1.64を記録し、最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した救援左腕のロドリゲスが退団。ゴンサレスはその後釜として期待されているが、先発としての適性も十分にある。
取材・文=上村祐作