ニュース 2020.02.03. 13:35

“元野球選手”がスーパーボウルMVP! メジャードラフト蹴り6年後に全米一

無断転載禁止
NFLカンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ

ノーヒッター達成しMLBから指名受けるも…


 アメリカ4大スポーツの頂点で“野球”のDNAを持った男が全米一の称号を手に入れた。

 アメリカンフットボールの全米一位を決める「第54回スーパーボウル」が現地時間2日(日本時間3日)にアメリカ・マイアミで行われ、カンザスシティ・チーフスがサンフランシスコ・49ersを31対20で下して、50年ぶり2度目の優勝。4Qに2本のTDパスを通してチームを逆転優勝に導いたチーフスのQB(クウォーターバック)パトリック・マホームズ選手(24)が、スーパーボウルMVPに輝いた。

 アメリカの学生年代ではこれまでも野球とフットボールの“二刀流”が話題となったことはあったが、このマホームズは生まれながらにして“野球選手”の血を受け継ぐサラブレッドだった。

 父は1997~1998年に横浜ベイスターズでプレーしたパット・マホームズ投手。日本での2年間は21試合登板で3勝8敗、防御率5.34と目立った成績は残せなかったが、MLBでは通算11シーズンで308試合に登板したバリバリのメジャーリーガーだった。

 そんな父の血を受け継いだマホームズ二世も野球にまつわるエピソードは豊富。

 米メディア「SPORTING NEWS」は彼のキャリアを振り返るコラムを掲載し、「高校時代はフットボールと野球、バスケットボールもプレーしていた」とのことで、「90マイル台(約145~160キロ)中盤の速球にカーブを組み合わせたかなりの好投手だった」という。

 また「2014年3月には16奪三振を奪い、ノーヒットピッチングで2対1で勝利。唯一の失点はワイルドピッチによるものだった」と、過去の偉業を紹介している。

 2014年のMLBドラフトではデトロイト・タイガースから37巡目(全体1120位)で指名を受けるも、大学進学とフットボールへの情熱から契約には至らず。

 テキサス工科大に進学後も1年次は野球とフットボールの二刀流を続けたが、2年次からはフットボールに専念し、2017年にNFLのドラフト1巡目(全体10位)でチーフス入り。

 プロ2年目の2018年に一躍シーズンMVPに輝くと、今季は大一番でチームを勝利に導く大活躍。右腕から繰り出す鋭いパスでチームを栄光へ導いた。


────────────────────
※訂正とお詫び(2020年2月3日16時57分)
────────────────────
初出時に記事内で「ノーヒットノーラン」とありましたが、正しくは「ノーヒット」です。
関係者・読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに訂正いたします。
大変申し訳ございません。

【PR】「ABEMA」ならドジャース戦、パドレス戦が毎日視聴可能!

ABEMA × MLB

「ABEMA」とは、好きな時間に好きな場所で、話題の動画を楽しめる新しい未来のテレビ。登録不要でドジャース戦を含む様々なコンテンツが無料で視聴できます。ただし、無料配信は一部のため、日本人メジャーリーガーの活躍をすべて観るなら「ABEMAプレミアム」月額960円(税込)への加入がおすすめ。

POINT

① ABEMAプレミアムならすべてのドジャース戦が視聴可能! TV視聴も可能!

追っかけ再生、見逃し配信などうれしい機能が充実!

③ 無料の約3倍の作品が見放題&プレミアム限定作品が毎週追加

ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西