期待のドラ1コンビ「うちのカラーにしたい」
中日の与田剛監督が7日、『オキハム読谷平和の森球場』で行われた二軍の練習試合を視察に訪れ、ともにドラフト1位で入団した根尾昂内野手と石川昂弥内野手の飛躍に期待を寄せた。
雨のなか行われた沖縄電力と練習試合。中日は2回まで相手の先発・内間に無得点に抑えられていたが、0-0の3回に1番・高松の適時二塁打で先制すると、続く根尾のニゴロの間に2点目を奪った。なおも一死三塁の好機で、3番・石川昂が右越え適時二塁打を放ち3点目。続く4番・遠藤の右越え2ランで5-0とリードを広げた。
その後、雨脚が強まり、試合は5-0のまま5回途中で打ち切り。投げては、笠原、福谷、松葉、小熊の4投手が1イニングずつを無失点に抑えた。
与田監督を試合後、目立った選手として2打数1安打1打点だった石川昂の名を挙げ、「非常にいいところで打った。多分、三振した第1打席と同じ球種。それを逆方向にいい形で弾き返した。対応能力が素晴らしい」と評価。2打数無安打1打点だった根尾については、「いろいろ取り組んでいるなかで、すぐに結果が出るわけではない。焦らずに、今やるべきことを振り返りながらやってほしい」と期待をかけた。
ファンの期待も大きい、18、19年のドラ1位コンビ。「根尾と石川が並んだ打順は見応えがある。うちのカラーにしたいという思いもあるし、球界のスターになって中軸を任せられる選手になってほしい」と大成を望んだ。
取材・文=上村祐作