練習試合に途中出場、鋭い当たりも一塁正面
中日の与田剛監督が7日、『オキハム読谷平和の森球場』で行われた二軍の練習試合を視察に訪れ、ドラフト5位で入団した岡林勇希外野手(菰野高)を絶賛した。
沖縄電力との練習試合。岡林は途中から中堅の守備に入り、4回裏に巡ってきた第1打席で相手の先発右腕・内間から鋭い当たりを放った。しかしこの打球は一塁手の正面。内角球にしっかり対応したが、不運な一ゴロに終わった。試合はその後、雨脚が強まり中日が5-0とリードして迎えた5回途中で打ち切り。岡林の対外試合デビュー戦は1打数無安打だった。
それでも試合後、一軍指揮官は2月22日で18歳になる背番号60を絶賛。まずは打撃面について「ヒット性の当たりだったし、(2打数1安打だった)3日のシート打撃を見たときと同様、タイミングの取り方が良かった」と評価。守備機会のなかった守りに関しても「ポジション取りが良かった。投手の1球1球に対して反応していたし、しっかり考えているな、と思いながら見ていた」と高評を続けた。
この日は「3番・三塁」でスタメン出場したドラフト1位・石川昂が、第2打席に右翼手の頭を越える適時二塁打をマーク。同じ高卒のスラッガーが注目を浴びる中で、身体能力抜群のドラ5も一軍指揮官にしっかりアピールした。
取材・文=上村祐作