4年ぶりの支配下、背番号『203』→『69』
中日の濱田達郎投手(25)が12日、オキハム読谷平和の森球場で行われたDeNA二軍との練習試合で今年実戦初登板。1イニングを無安打無失点1奪三振に抑えた。
濱田は4-4の8回に登板。先頭の益子を二飛に仕留めると、続くDeNAのドラフト1位・森に対しては見逃しでの3球三振。最後は7番・飛雄馬を三ゴロに退け、支配下復帰後初の実戦登板をパーフェクトで終えた。
愛工大名電高のエースとして活躍した濱田は、現エンゼルス・大谷、阪神・藤浪とともに『高校BIG3』と呼ばれ、2012年ドラフト2位で中日入り。2年目の14年に5勝を挙げるなどエース候補として期待されたが、その後は度重なる故障に泣き17年からは育成選手としてプレー。今季4年ぶりに支配下登録選手に復帰した。
左肘をやや下げたスリークォーターのフォームに戻し再出発。投球を見守った門倉投手コーチは「ストライク先行で有利なカウントを作れていた。1年間戦う中でケガや不調で一軍の投手陣容はどうなるかはわからない。(救援左腕には)岡田や福がいるが、そこに食い込んで行けるような投手になってほしい」と、今度は4年ぶりの一軍登板に期待を寄せた。
取材・文=上村祐作