◆ ストライク先行でテンポ良くアウト重ねる
抑えから先発に再転向する楽天の松井裕樹投手(24)が15日、ヤクルトとの練習試合(沖縄・金武)に先発し、2イニングを無安打無失点に抑えた。
これが今季初実戦となった左腕。初回、先頭の山崎を左飛に仕留めると、続く2番・吉田成も左飛。3番・廣岡は捕邪飛に仕留め、初回をテンポ良く13球で終えた。
2回は先頭の西田を遊飛に仕留めると、続く西浦には追い込んでからフォークを振らせ空振り三振。6番・大谷には中堅後方へ大飛球を飛ばされたが、これを辰己が好捕し2イニングを無安打無失点、1奪三振のパーフェクトで終えた。
左腕は久々の先発登板について「球数が少なくてよかった」と納得の表情。今後については「今日はランナーが出なかったので、セットポジションでの投球や(対戦打者が)2回り目に入れば前の打席を加味した配球など、そういったところを確認したいです」と次回登板を見据えた。
三木監督はテンポが良かった左腕の投球に関し、「本人が(テンポを)意識していることが伝わってきたし、今後も試合の中でいろいろ感じながら進めていってもらいたい」と期待を寄せた。
取材・文=上村祐作