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完全復活を目指すロッテ・南「野球小僧になりたい」

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ロッテ・南昌輝[撮影日=2020年2月11日]
 「いろいろなことを試せる時期。試していってダメだったら新しいことができますし、いろんなことに挑戦してハマるフォームを探していきたいなという時期にしたいですね。何もこだわりがなく、一からです」。

 昨年10月の取材でこのように話していたロッテの南昌輝。年が明けて、今年の春季キャンプ中に、ハマるフォームの形は固まりつつあるのか聞いてみると、「何がいいのかは永遠の課題。見つかればと思っています」と語っていた。

 ロッテ浦和球場で行っていた自主トレでは、ヒジの位置を斜めにしたスリークォーター気味で投げていたが、「今年はそこも探り中。それこそ今何がいいのかなというのを探しているところ」、「(キャンプ中は)上から投げるのでやっているけれど、調子が悪かったら下げたりと、良い状態を探している」と、試行錯誤は続く。

 調子が悪い時というのは、「指にかかっていないというか、指にかかるボールが少ないときは悪いと思うので、指にかかるように考えてやりたい」と説明した。

 自主トレ期間中には、立ち投げのときはワインドアップ、ノーワインドアップと両方を試し、捕手を座らせて投げる時はセットポジションから。春季キャンプがはじまってからは、2月11日のシート打撃、2月15日の中日との練習試合ともに、走者がいないときはセットポジションから投げていた。

 「そこも色々な投げ方をして、最終的にひとつに固まれば。いろんな投げ方をしてみないとわからないこともあると思うので、探しています」。

 南は「今までやってきた経験をもとにして、同じことをやっていても、同じ成績しかでない。もう少し良いものを目指してというところで、試行錯誤している。今までの最低限のイメージはあるんですけど、それ以上に良くならないとダメ」と、より良い成績を残すため、より高みを目指してというところで悩んでいる。

 2月11日のシート打撃では宗接唯人にライト前に運ばれたが、打者4人に対して被安打1。15日の中日との練習試合は、1イニングを無失点に抑えるなど、試行錯誤する中でしっかりとアピールしている。

 今季に向けては「毎年ですが、あと何年(現役が)できるかわからない。結果もそうですけど、楽しく野球がやりたい。周りの目を気にせず、野球小僧になりたいと思います」と、とことん野球に打ち込み、向き合っていく覚悟だ。

 2018年8月に8月に国が難病に指定する『黄色靭帯骨化症』の手術を受け、昨季一軍のマウンドに戻り“復帰”を果たしたが、一軍の登板はわずか4試合にとどまった。リリーフ陣はジャクソン、ハーマンといった実績のある外国人が加わり、層が厚くなったが、今季は競争に勝ち抜き、シーズン通して一軍のマウンドで投げ、“復活”を果たして見せる。


取材・文=岩下雄太
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