17日(月)から当面は自粛
オリックスは16日、森川秀樹球団本部長が会見を開き、新型コロナウイルスの感染予防対策を発表。第4クール3日目の2月17日から当面の間、ファンとの握手やサイン、写真撮影、プレゼントの受け取りといったファンサービスを自粛することになった。今後に関しては、感染状況等を考慮しながら対応していく。
森川球団本部長は「春季キャンプというのは、選手とファンが触れ合える場として、我々はファンサービスに力を入れていただけに残念」と、断腸の思いで下した決断であることを強調。選手たちには「あす朝のミーティングで伝える」という。
自らもファンサービスに積極的だった西村徳文監督も「ファンの皆さんには申し訳ない。今の現状だと納得いただけるのではないか。現役時代も含めてこういうのは初めて」と残念がっていた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各球団もファンサービスの自粛などを発表。オリックスも「この話題が社会問題化してから検討を重ねてきた」。
首都圏に比べ、キャンプ地に訪れているファンのマスク着用率は低くく、危機迫る雰囲気はそれほど感じられない。マスコットによるファンサービスなど、検討すべき問題はまだ残っているが、練習試合やオープン戦のジェット風船などは、対戦チームとも話し合いをしながら決めていくとのこと。
取材・文=どら増田