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「40歳まで第一線」…ソフトバンク・和田毅が紅白戦で先発

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ソフトバンク・和田毅

初回いきなり失点も…


 ソフトバンクの和田毅投手(38)が17日に行われた紅白戦に先発登板。初回に1点こそ失ったものの、2回を1失点にまとめた。


 予定された紅白戦が15日・16日と2日連続で悪天候のため中止となり、ここまで思うように実戦が組めていないソフトバンク。17日もグラウンドコンディションも心配されたなか、この日はなんとか開催にこぎつける。

 いよいよ試合開始という時、まっさらな先発マウンドに登場したのが背番号21。ベテラン左腕の和田毅だ。このところは肩のケガとの戦いもあり、春季キャンプで紅白戦に登板するのは実に3年ぶりのこと。2018年は一軍登板ゼロに終わるなど苦しい戦いになったが、昨季は一軍復帰を果たして12試合に先発。4勝(4敗)を挙げるなど、少しずつ復活に向けた歩みを進めていた。

 立ち上がり、先頭の川島慶三に初球を弾き返される安打を許すと、2番・周東佑京にはレフトの頭上を越され、この間に川島が激走ホームイン。適時二塁打を浴び、打者2人で先制点を奪われてしまう。

 それでも、なお無死二塁という残ったピンチは冷静に切り抜けて無失点。世界を驚かせた快足を持つ周東を得点圏においても動じない落ち着きぶりは流石だった。

 続く2回は危なげなく無失点で封じ、3年ぶりとなる紅白戦のマウンドは2回1失点。開幕ローテ復帰へ、まずは上々のスタートを切った。


何度ケガしても立ち上がる


 和田は2002年のドラフト自由枠でダイエーに入団。ルーキーイヤーから5年連続で2ケタ勝利を挙げるなど、早くから“左のエース”の一人として活躍を見せる。

 ひじの故障のため連続2ケタ勝利は5年で途切れるものの、2010年には見事な復活を遂げ、17勝で最多勝のタイトルも獲得。翌年も16勝(5敗)をマークする活躍を見せ、オフには海外FA権を行使してメジャー挑戦の夢を叶えた。

 アメリカでも肘の故障に苦しみ、最初に契約したオリオールズではメジャー登板は叶わず。それでも、移籍したカブスで2014年にメジャーデビューを果たすと、2年間で計5勝。今度は肘ではなく太ももや肩の故障に苦しみ、最後まで本領を発揮することはできなかったが、男は再び蘇る。

 2016年に古巣・ソフトバンクに復帰すると、その年に15勝5敗、防御率3.04という成績を残して自身2度目の最多勝を獲得。自身初の最高勝率にも輝き、復帰元年に投手二冠に輝いた。

 ところが、その年の終盤戦で肘を痛めると、翌2017年は開幕投手を務めて勝利も挙げながら、再び肘から悲鳴。ここでは手術を乗り越えてシーズン中の復帰を果たし、チームのリーグ優勝にも貢献するなど復活の兆しを見せたが、2018年は一転して肩の故障で戦線離脱。一軍登板はなく、二軍でも2度の登板に終わってしまう。


 それでも、男は諦めずに這い上がる。昨季は2年ぶりとなる一軍復帰も果たし、12試合に先発して4勝(4敗)を記録。もう一度表舞台へと返り咲くべく、今季は早くから仕上げて紅白戦での登板も実現した。開幕ローテ入りへ、今後もアピールを続けていく。

 今月21日には39歳を迎えるが、「“40歳まで第一線”というのが目標だった」と語っているように、まだまだ道の途中。同級生、いわゆる“松坂世代”のメンバーが年々減っていくなか、何度ケガに苦しめられても立ち上がり、ここまで走ってきた。

 シーズン開幕まであと1カ月…。2020年の開幕ローテに背番号21は入っているのか、ベテランの今後から目が離せない。

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