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巨人の「二塁手問題」、今年こそ解決へ…吉川尚輝が攻守に存在感

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巨人・吉川尚輝

健康ならレギュラー間違いなし!?


 巨人の吉川尚輝選手(25)は18日、沖縄セルラースタジアム那覇で行われたロッテとの練習試合に「1番・二塁」で先発出場。打っては4打数3安打で1打点、守っては失点のピンチを好守でしのぐなど、攻守に渡って存在感を発揮した。




 中京高から中京学院大を経て、2015年のドラフト1位で巨人に入団した右投左打の内野手。俊足を活かした広い守備範囲が最大の魅力で、その守備力は同じ大学出身の菊池涼介(広島)に勝るとも劣らないと評されるなど、かねてから大きな期待を受けていた。

 ところが、プロ入り後は度重なる故障に苦しめられて思うような活躍ができず。昨季も開幕から1番を任され、坂本勇人との新1・2番コンビが大きな注目を集めたが、すぐに腰痛のため戦線離脱。打率.390と素晴らしい滑り出しを見せながら、わずか11試合の出場に留まるという悔しい想いを味わっている。


 「健康であれば間違いなくレギュラー」とはよく言われたもので、走攻守3拍子揃ったプレイヤーとしてその能力は誰もが認めるところ。あとはコンディションの面だけ。

 今年は自主トレからキャンプと順調に調整を進め、宮崎から那覇に拠点を移す一軍本隊にも引き続き帯同。16日に行われたオープン戦では代打から1打席のみの出場だったが、この日は1番でスタメン。初回にいきなりライトへの安打を放ってみせると、その後も快音が止まらない。

 2点を追いかける5回裏には、一死から種市篤暉の速球を見事に弾き返してチャンスメイクすると、つづく山本泰寛が一二塁間を破る安打を放ち、その間に快足を飛ばして三塁まで到達。持ち味を発揮してチャンスを拡げ、若林晃弘の外野フライで悠々とホームに生還する。

 さらに6回、一死満塁のチャンスで巡った打席では、制球に苦しむロッテの育成右腕ホセ・アコスタの変化球を見事に捉えてライトへの適時打。ここで代走を送られてお役御免となったが、この日は4打数3安打1打点・1得点の大活躍で鮮烈な印象を残した。


 また、この日の活躍はバットだけではない。持ち前の守備でも、3回二死満塁のピンチでロッテのルーキー・福田光輝が放った一二塁間を破ろうかという打球に食らいつき、見事なキャッチからの回転スロー。失点のピンチを防ぎ、球場を沸かせている。

 まさに「二塁に吉川あり」と見せつけるような攻守に渡る躍動。巨人にとっては長年レギュラーが固定できなかった泣き所だけに、2015年のドラ1男にかかる期待は大きい。

 何度も繰り返すようだが、あとはコンディション面だけ。このまま順調に開幕を迎え、背番号29が定位置を掴んだ時、巨人のリーグ連覇と悲願の日本一はぐっと近づいてくることだろう。


文=尾崎直也
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