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FAで加入したロッテ・美馬の熱き思い「優勝がしたい」

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ロッテの美馬学[撮影日=2020年2月12日]

「若手の手本でいられるピッチャーでいたい」


 「(若手の)お手本でいられるようなピッチャーでいたいですね」

 二木康太、種市篤暉、岩下大輝、小島和哉、佐々木千隼など若手先発陣が多いロッテにおいて、楽天からFA宣言し今季からマリーンズでプレーする美馬学は、計算のできる先発投手として期待されている。

 美馬は楽天でプレーした昨季は、25試合に登板し、143回2/3を投げて、8勝5敗、防御率4.01。マリーンズは昨季、二木康太の128回2/3がチームトップの投球回数で、規定投球回に到達した投手はいなかった。直近4年で3度、規定投球回に到達した美馬は、「もちろん1年間投げたいと思います」とマリーンズでプレーする今季も、楽天時代と変わらず先発ローテーションの一員として、投げ抜く覚悟だ。

 美馬の魅力のひとつとして、与四球の少なさが挙げられる。昨季は与えた四球がわずかに24。昨季規定投球回に到達した投手のなかで、与四球率はもっとも低い1.50だった。

 入団会見のときに、与四球の数が少ないことについて「しっかりストライクゾーンで勝負したいというのと、1年目、2年目に星野監督の教えで四球を出すんだったら打たれろという教えが、強く心に残っている」と話していたが、春季キャンプ中に改めて質問すると、「勝負して打たれたら後悔がないなと思っているので、逃げないようにと思っています」と、今も星野仙一さんからの教えを徹底している。

自身の課題と向き合ったオフ


 このオフは「昨年はいろいろなことがあったので、その課題をしっかりと潰せるように。しっかり1年間戦えるような体づくりをしました」と自身の“課題”と向き合った。

 具体的に“課題”について美馬は「コンディションが悪くなったときに、どこが悪かったりとか、もう少し必要なところがあったので、そこを意識してやっていました」と教えてくれた。

 春季キャンプが始まってからは、2月の第2クールの時点で、「キャンプ中なので、シーズンに入ってからこうしようというのはあれですけど、やれることをしっかりやっている感じですかね」とのことだった。

 13日に一軍の春季キャンプを打ち上げ、那覇遠征がスタートしたが、主力の多くは石垣島に残って春季キャンプを行っている。

 1カ月後の3月20日はプロ野球が開幕する。美馬は新天地となるマリーンズで、「優勝がしたい。そのなかでしっかり自分が仕事をして優勝できたら」という熱き思いがある。秋に歓喜の瞬間を迎えるため、成長著しい若手投手とともに、マリーンズ投手陣を盛り上げ、引っ張っていく。


取材・文=岩下雄太(いわした・ゆうた)
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