昨季中継ぎで輝き取り戻す
巨人の田口麗斗投手が22日、日本ハムとのオープン戦(名護)に先発登板し、4回(55球)を投げて、2安打、無四球、3奪三振で無失点と好投。開幕ローテーション入りへ大きくアピールした。
初回、先頭の西川遥輝の打球が一塁手との間に高く弾むと、マウンドを駆け下りて一塁手の前で自ら捕球しベースへ。西川とのスピード勝負を制す好フィールディングで勢いに乗った。
1回を9球で三者凡退に抑えると、2回は二死から同学年の渡邉諒にヒットを許すも、続く7番・王柏融を低めのスライダーで空振り三振に。4回は先頭の2番・松本剛に二塁打を許し得点圏に走者を背負ったが、三塁手・岡本の好守もあって近藤を三ゴロ、中田はフォークで3球三振、ビヤヌエバに対しては内外角にボールを散らして中飛に打ち取り無失点で切り抜けた。
2016年から2年連続2ケタ勝利を挙げるも、2018年は2勝8敗と躓いて、昨季は開幕二軍スタート。それでも夏場以降はブルペンの一員としてロングリリーフにワンポイントと様々な局面に対応し、復活へのキッカケを掴んだ。
昨季の中継ぎでの好投もあり、原監督からは「オールラウンダー」との評価も受けたが、これで前回15日のサムスン戦(3回無失点)に続いてゼロ封ピッチング。菅野智之、エンジェル・サンチェスに次ぐ存在として、開幕ローテ入りも見えてきた。