MVPは「チームスタッフや裏方のみなさん」
中日は26日、沖縄・北谷での一軍キャンプを打ち上げた。
与田監督は2月1日から始まった26日間を振り返り、「充実したキャンプを送ることができた。しっかり頑張ったということでは100点に近い数字をあげてもいいと思う」と納得の表情。キャンプMVPを問われると「チームスタッフや裏方のみなさん」。地元のアルバイトも含め、練習をサポートしたスタッフに感謝した。
キャンプの見どころだった正捕手争いついては、「簡単に正捕手が決まるとは思ってないし、争いはシーズン中も続く。総合的にすべてが揃っている選手はなかなか出ない。いろんな状況を想定して使い分けていくことになると思う」。守護神については構想はあるとしながらも「まだ言えない。五輪の兼ね合いで開幕当初はR.マルティネスがいない。いる選手の中でやっていく」と話すにとどめた。
一軍キャンプを完走した2年目の根尾については「まだまだこれから。昨年の秋から本格的に外野守備に取り組んでいて本人の中にも葛藤はあると思う。そういったものを乗り越えないといけない」。キャンプ中の一軍昇格は実現したかったものの高いポテンシャルを披露したドラフト1位・石川昂については「ケガも順調に回復しているし焦らずやらせる。将来のスター。じっくり力をつけてほしい」と期待を寄せた。
新型コロナウイルスの影響でオープン戦開催が危ぶまれているが、「できることをやっていく」と指揮官。一軍メンバーはこの日のうちに名古屋に戻り、二軍メンバーは28日まで、沖縄・読谷でキャンプを継続する。
取材・文=上村祐作