ドラ5・岡林は「強いよ、気持ちも体も」
中日は28日、沖縄・読谷での二軍キャンプを打ち上げ、今季から再び二軍を指揮する仁村徹監督(58)が約1ヵ月間を振り返った。
ドラフト1位の石川昂弥、復活を目指す田島慎二らのケガはあったものの、「天候が良かったから充実した練習ができた選手はたくさんいると思う」と仁村監督。今キャンプでの手応えを問われると「それはシーズンの結果が出て『あのキャンプは良かったのかな』と思えれば。満足はしていない」と話した。
目立った選手として、投手ではマルクや鈴木翔太。野手では遠藤一星、石岡諒太、滝野要、石垣雅海、石橋康太らの名を挙げ、「彼らは少し変わってきた」と評価した。また、今キャンプ中、評価が右肩上がりだったドラフト5位・岡林勇希に関しては、「結果も残したし、彼にとってはいいキャンプだったと思う。強いよ、気持ちも体も」と改めて称えた。
自身にとっては、楽天で一軍ヘッドコーチを務めた2016年以来の現場復帰。中日のユニフォーム姿は一軍内野守備コーチを務めた2004年以来となった。最後に「やっぱりいいですよ、ユニフォームを着るのは」と指揮官。柔和な笑みを浮かべながら、「もうちょっとしたら、バッティングピッチャーやノックを打ったりしたいね」と意欲的だった。
取材・文=上村祐作