2020.02.29 14:00 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 4 | 終了 | 3 | オリックス・バファローズ |
札幌ドーム |
2年連続の開幕投手に内定
オリックスの山岡泰輔投手(24)が29日、札幌ドームで行われている日本ハムとのオープン戦に先発登板。5回を投げて被安打1、無失点の好投を見せた。
瀬戸内高から東京ガスを経て、2016年のドラフト1位でオリックスに入団した右腕。1年目と2年目は援護に恵まれない部分もあって負け越しが続いていたが、昨季は26試合の登板で13勝4敗、防御率3.71と貯金を作れる投手へと変貌。自身初タイトルとなる最高勝率(.765)を手中に収めている。
今季もすでに2年連続で開幕投手の大役が内定している若きエースは、同じく開幕投手が通達されている日本ハム・有原航平との投げ合いでさすがのピッチングを披露。初回は一死から四球で走者を出すも後続を斬ると、以降は8人連続でアウトを奪い、3回まで無安打・無失点の快投を見せる。
4回に先頭の渡邉諒に初安打を許し、内野ゴロと外野フライでそれぞれ進塁を許したものの、二死三塁で迎えた王柏融はきっちりと内野ゴロに打ち取ってピンチ脱出。
つづく5回もマウンドに登ると、大田泰示には一瞬ヒヤッとする打球を打たれたものの、変化球を泳がせた分ひと伸びがなくフェンス手前の左飛。後続のクリスチャン・ビヤヌエバと宇佐見真吾はいずれも内野ゴロに仕留め、スコアボードに5つのゼロを並べた。
この日はここまででお役御免。5回を投げて球数はちょうど70、打者17人に対して被安打1・与四球1はいずれも渡邉に許したもの。三振こそひとつもなかったものの、渡邉以外の8人は全員をアウトに斬るという危なげない内容で無失点。3月20日の開幕戦に向けて、最高の投球を披露した。
文=尾崎直也