キューバ勢も出場の可能性
WBSCは2日、4月1日から5日にかけて台湾で行われる予定だった「東京オリンピック世界最終予選」を6月17日~21日に延期することを発表。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてWBSCが関係各団体と協議し、選手、スタッフ、観客の健康と安全を考慮して開催延期を決めた。
東京オリンピックの本大会には6カ国が出場予定で、すでに日本(開催国)、イスラエル(アフリカ・欧州予選)、韓国(プレミア12)、メキシコ(プレミア12)の4カ国の出場が決定。残る2枠は3月22日からアリゾナで行われるアメリカ大陸予選で1カ国、世界最終予選で最後の1カ国が決められる。
最終予選には台湾、オーストラリア、中国、オランダ、そしてアメリカ大陸予選の2位と3位の計6カ国が出場予定で、最上位国が2020年7月29日に開幕する東京オリンピックへの出場権を手にする。
ソフトバンクのモイネロ、中日のR.マルティネスなど、NPBに多数の選手が所属しているキューバはアメリカ大陸予選(3月22日~)に出場予定で、ベネズエラ、アメリカ、プエルトリコ、ドミニカ共和国などと五輪出場権をかけて戦う。
ここで出場権を獲得できず2位・3位になった場合は最終予選にまわることになるが、そうなるとNPB組は開幕時に加えて6月にもチームを離脱する可能性が出てきた。