ロッテの佐藤都志也

◆ 佐藤が2安打5打点

▼ ロッテ 11 − 8 DeNA(ロッテ浦和)
De|000 101 600|8
ロ|002 413 100|11

 新型コロナウイルスなどの感染症予防に関して万全を期するため、無観客試合で行われたロッテ-DeNAの春季教育リーグ(ロッテ浦和)は、11-8でマリーンズが勝利した。

 1日の楽天とのオープン戦で一軍帯同していた藤原恭大が「1番・指名打者」、佐藤都志也が「2番・捕手」、茶谷健太が「8番・遊撃」で先発出場。藤原はDeNAの先発・上茶谷大河の前に2打席連続三振に倒れたが、ボール球はしっかりと見送り、第1打席、第2打席ともにカウント3ボール2ストライクまで粘った。コルデロに代わった5回の第3打席はしっかりと四球を選び、この日は2打数0安打1四球。

 佐藤は、東洋大時代にバッテリーを組んでいた1年先輩・上茶谷の前に第1打席は二ゴロに打ち取られたが、3回二死二三塁の第2打席はセンター前に2点適時打。6回の第4打席は、阪口皓亮から走者一掃の3点適時三塁打を放つなど、4打数2安打5打点だった。

 茶谷は3回の第1打席にレフト前ヒットを放つと、続く第2打席は上茶谷からレフトスタンドに2ラン。第3打席は死球で出塁し、第4打席は二死一塁からライト前に運びチャンスを広げ、続く三木亮の適時二塁打をアシストした。

 またこの日は、春季キャンプ中に右肩のコンディション不良で2月9日の練習から一軍本体を外れていた加藤翔平が「3番・中堅」で出場し、5回の第3打席に犠牲フライを放つなど4打数1安打1打点。

 昨年10月25日に都内の病院で『右膝蓋大腿関節軟骨損傷』と診断され、『鏡視下右膝軟骨修復術および右膝ガングリオン切除術』を受けたロッテ・三木亮は、「9番・二塁」で先発出場し、3打数1安打1打点。守備では二塁、遊撃を守った。

 昨年の秋季キャンプ中に『左足距骨後方骨折』と診断され、昨年11月末に『鏡視下左足距骨後突起骨片切除術』を行った山口は、『4番・左翼』で先発出場し、4打数0安打だった。

◆ 小島が5回1失点

 投手陣は、開幕先発ローテーション入りを目指す小島和哉が先発。立ち上がり四球と安打で、二死一、三塁のピンチを招くも、5番・嶺井博希を三ゴロに打ち取った。4回に嶺井に一発を浴びたが、2回が9球、3回が12球、5回が6球とテンポの良い投球で、5回を66球、4安打、1四球、1失点という内容だった。

 6回からマウンドにあがったチェン・グァンユウは6回に細川成也にソロを打たれると、続く7回は味方守備陣のミスが目立ったことも関係したのか、細川にこの日2本目となる本塁打(3ラン)を食らうなど、2回7失点。

 8回は復活を目指す内竜也が、先頭の倉本寿彦に四球を与えるも、山下幸輝、桑原将志から連続3球三振を奪うなど、1回を無失点。9回は2年目・土居豪人が2本の安打を許しながらも、0に抑えた。

◆ DeNAとの春季教育リーグ成績
【打撃成績】
(指) 藤原 2打数0安打
打指 平沢 1打数0安打
(捕) 佐藤 4打数2安打5打点
捕 細川 0打数0安打
(中)加藤 4打数1安打1打点
(左)山口 4打数0安打
(三一) 香月 4打数0安打
打 宗接 1打数0安打
(一三) 細谷 3打数1安打
打 植田 1打数0安打
(右) 三家 1打数1安打2打点
(遊二) 茶谷 3打数3安打2打点
(二遊) 三木 3打数1安打1打点

【投手成績】
小島  5回 66球 4安打 1四球 5三振 1失点
チェン 2回 56球 4安打 2四球 2三振 7失点
内   1回 13球 0安打 1四球 2三振 0失点
土居  1回 15球 2安打 0四球 2三振 0失点

文=岩下雄太

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